ミニ・アルバム『What a Wonderful World vol.1』で、初めて外部プロデューサーと手を組んだオレスカバンド。作曲担当のいかすに今回の初体験について直撃してみたよ!
──何で外の人とやってみようと思ったの?
「映画(注:US製作で、主演はオレスカ!)のサントラでいろんな人と仕事をしてみて、考えが変わったんです。それまでは〈ウチらのものを誰にも触れさせたくない〉みたいな気持ちがあったんですよ。いま思えば、守るべき〈自分たちの音〉がなかったから触れられるのが恐かったのかも。でもサントラ制作を通じて、逆にウチらの持ち味を教えてもらったというか」
──今回、2人のプロデューサーを迎えてるよね?
「はい。まずは、ノー・ダウトとかをプロデュースしたグレッグ・コリンズ。アメリカの人にしては落ち着いてて、自分の限界を知ってるし、ウチらの限界も知ってる。そのうえでいちばん良いものを作るにはどうするべきかを、感覚でわかってる人やなって思いました」
──一方の森俊之さんはどうだった?
「森さんはウチらの意見を大事にしてくれたから、凄いやりやすかった」
──セルフ・プロデュース曲も収録されてるけど、外の人と作るのはやっぱり勝手が違うもの?
「全然違いますね。今回は音に説得力があると思うんですよ。それは2人のおかげ。ウチら、いままで音質とかに興味なかったので(笑)。あと、曲に対して思っていることを森さんやグレッグに伝えなきゃいけないから、自分とも向き合ったし。そしたら、いろんなことが明確になりました」
──これからも外の人と仕事してみたい?
「もちろん! この前、真心ブラザーズのライヴを観たんですよ。それで凄い好きになって。真心の曲にはホーンがいっぱい入ってるじゃないですか? 歌を立てるための細かいフレーズとかが凄いおもしろいんですよ。だからいつか桜井秀俊さんとやってみたい!」。