ディアフーフとONEONEの新作で、真のインディー・スピリットに触れよう!
トム・ヨークやデヴィッド・ボウイもメロメロだというサンフランシスコのディアフーフが、1年半ぶりとなるニュー・アルバム『Offend Maggie』を完成させた。ザラついた2本のギター、超タイトなリズムを刻むベース&ドラムス、日本語と英語が交錯するサトミ・マツザキのユニークなヴォーカル──それらが織り成すサウンドは、ノーウェイヴ/ポスト・パンク/アヴァン・ポップ/マス・ロックなどに接近しつつも、そのどれにも属さない奇跡のもの。今回も〈これぞUSインディーの最高峰〉といって差し支えのない傑作となっている。
そして、そのディアフーフのサトミがtenniscoatsのさやと結成した新ユニット、ONEONEも同時期にファースト・アルバム『aoooo』をリリース。シンプルだが味わい深いローファイ・サウンドと、女の子ならではの超キュートなコーラスが絶妙にマッチしている。“とべとべ”“ぽかぽかファミリー”“ウルマク商店街”といった曲タイトルからもわかるように、自由な世界観をトコトン追究した、極上の陽性ポップ作品がここに誕生。2作品共に、実にインディー・スピリット溢れる仕上がりだぞ。