第二弾! VOLA & THE ORIENTAL MACHINE
――今日は〈みんなで踊ろう!〉という感覚が漲った、楽しいライヴでした。
アヒト・イナザワ(ヴォーカル/ギター) そうですね。踊れるロックを志してます。まだ発展途上ですけど(笑)。
――“Mexico Pub”の〈L・O・V・E〉の振りも盛り上がってましたし。
アヒト 決め打ちですね。定番をやるとお客さんが喜ぶので(笑)。
中畑大樹(ドラムス) 吉本新喜劇みたいなもんですね(笑)。
――最後に叩いていた銅鑼もそうですか?
中畑 銅鑼はこういう時じゃないと出番がないんですよね。買ってはみたものの、ライヴハウスとかになかなか置けないんですよ。だから、フェスには引っ張り出して。〈ORIENTAL〉の象徴として、銅鑼はどこかで使いたいな、と。
――で、アヒトさんが叩いてたのは……。
アヒト パーカッションですね。フロア・タムと古いパールの六角形のパッドと、ミニ・ティンバレスとシンバルと。六角形のやつだけ電子で、あとは生ですね。
――あれもフェス仕様?
アヒト あれは毎回ですね。
中畑 どんなに狭くても、あれだけは置きます。通路がなくなっても(笑)。
――今日の〈ライジング〉でのステージはどうでした?
アヒト 良かったですよ。北海道でこういう大きなフェスに出るのは、VOLAとしては初めてだったんですけど、「あ、届いたな」って。少し手応えが掴めたかな、って感じがありますね。
――踊れるし、フェス映えする音だなぁって、改めて思いました。
アヒト 出演しているメンツは百戦錬磨の人たちばかりで、どのバンドを観てもいいなぁと思うんですけど、そこで引けを取りたくないな、と。僕らはパーカッシヴなところを武器にしてますから、なるべくアタッキーな感じでいこうと。パッとステージを観て、変なドラム・セットが組んであって、歌っているヤツがそれをバカバカ叩いてたら、とりあえず観ますよね(笑)。そこから入って来ていただければ。
――外国人のお客さんが、「サイコー!」って大声を上げてましたよ。
アヒト 日本語で(笑)? ちょっと嬉しいですね。やった甲斐あるなって感じがしますね。
――会場入りしてから、ほかのステージは観てますか?
アヒト 観ましたよ。僕はV∞REDOMSを観て、その流れでDouble Famousを観て、戻ってきてビークルをちょっと観て、audio activeを観てたら、出演の時間になって。
中畑 僕は、ビークルをちょっと観ました。
有江嘉典(ベース) 僕もビークルを。
青木 裕(ギター) 〈SUN STAGE〉のライヴをずっと観てました。
――今日は、この後も残ります?
アヒト そうですね。いい時間まで残って、バンドを観たり、DJセットを観たりとかしたいですね。飲んで、酔っぱらって楽しみたいと思います(笑)。
中畑 これで、夜遅い出番だとなかなかね。
アヒト キツいよね。
中畑 酔っぱらうわけにもいかないし。
――早く飲みたかったと。ステージが終わったばかりなのに、もう飲んでますもんね(笑)。
青木 僕、牛乳ですけど(笑)。
――飲めないんですか?
青木 いや、これからいきます! 大切なインタヴューがあるっていうので、酒は控えてた……って、後付けですけど(笑)。
(8月16日、〈GREEN OASIS〉出演後の楽屋にて)
▼VOLA & THE ORIENTAL MACHINEの作品