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第383回 ─ RESPECT TO...

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NEW OPUSコラム
公開
2008/07/31   23:00
ソース
『bounce』 301号(2008/7/25)
テキスト
文/カシワサン

職人DJそれぞれのキャリア20年を振り返ろう

 3人のヴェテランDJがキャリア20周年を記念して、続々とスペシャルなベスト盤を発表してくれた。まず、焼津のアニキことPAPA U-Geeは、Home Grownの演奏による重厚で温かいルーツ曲2つや現場さながらの臨場感で迫る“LIVE&DIRECT MELODY”といった新曲を収めたDisc-1に、歌い繋いできたヒット曲をまとめたDisc-2を加えた2枚組『PAPA U-Gee BEST+』をドロップ。続いて北の大地が育んだ言葉のマエストロ、PAPA Bの『PAPA B -20th ANNIVERSARY EDITION』は、NYから帰国後に放った初のアルバム『SWORD MAN』(98年)に収録されていた“傷心症”ほか、セレクト集と新録曲を集めた2枚構成で、得意の高速DJやユルいアコースティック・スタイルなどエンターテイナーたる所以をアピールしている。さらにハマのラバダブ・マスター、JUNIOR DEEはすべてコンビ曲から成る『PARTNER』を投下。H-MANとの定番曲をはじめ、どんな食材でも持ち前のタフなマイク捌きで料理する技は流石の一言。改めて先駆者に感謝! あなたたちがいるから、いまの日本にレゲエがあるのです。