グディングス・リナが世界の〈音楽〉と〈料理〉のお皿2枚使いで贈る、〈音食同源〉コラム!!

Hola! 今日もDelicious Dishesの間へようこそ。今回の旅先はプエルトリッコ~♪です。
さてさてアメリカ全土にカリブ界隈のスペイン語圏からヒスパニック勢力が押し寄せていることは、bounce読者のみなさんも地理の授業なんかでご存知かと思うのですが、これは昨今のポップ音楽地図にもあてはまることだったりします。実際、2000年代に入って一時期目立っているアーティストがみんなヒスパニックに見えたことも……(笑)。たとえば、まず当地最大のスターであるリッキー・マーティン、大御所のティト・プエンテ、ヒップホップ界ではファット・ジョーやノリエガ(N.O.R.E.)がいるでしょ。そしてサルサ愛を貫いた(?)ジェニファー・ロペスとマーク・アンソニー夫妻に、ニュー・クラシック・ソウル界のフェロモン歌手・マックスウェル(大好きでした)。さらにレゲトンの火付け役となった“Gasolina”のダディ・ヤンキーに、懐かしのC+Cミュージック・ファクトリーの〈C〉の片っぽもプエルトリカンでした。ね、挙げるとキリがないくらいに出てくるわけです。そして彼らポップスターはスペイン語曲をアルバムに収録、その血に宿る故郷愛で、肥大するヒスパニック人口のハートを掴むことも怠りません。なんでしょうねえ、彼らに共通するニクめないコテコテ感に直球感、セックス・アピール。これは今回料理した庶民版パエリア、アロス・コン・ポヨの気取らなさ、パンチの効いた「あーもう食べれない」ってくらいの満腹感にも通ずるような気がするのです。
さて、こうしたミュージシャンの多くがニューヨリカン=ニューヨーク在住のプエルトリコ人の親を持つ人々の中から出てきた存在でもあります。そして今回一番ご紹介したかったのはその名も直球なニューヨリカン・ソウル。彼らのアルバムを聴くと、アロス・コン・ポヨの米粒も立ってるワ♪ なんて具合にスプーンが転がっただけでも嬉しい気持ちに。あっぱれな生命感。ホント!!プエルトリコは良いトコに違いないデス。
アロス・コン・ポヨの詳しいレシピなどはこちら!
http://www.goodingsrina.com/blog/
ニューヨリカン・ソウルの97年作『Nuyorican Soul』(Talkin' Loud)。参加アーティストも豪華de人生を謳歌。
PROFILE
グディングス・リナ
ヴァーサタイルなクロスオーヴァー・ポップをクリエイトするシンガー・ソングライター/トラックメイカー。〈DJセニョリーナ〉名義でDJ活動も展開。アルバム『大都市を電車はゆく』(ビクター)が好評リリース中。6月14日に愛知・豊橋SKY JUICEでDJを行う予定!