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第331回 ─ DON CORLEON

連載
NEW OPUSコラム
公開
2008/04/17   01:00
更新
2008/04/17   17:31
ソース
『bounce』 297号(2008/3/25)
テキスト
文/西尾 洋儀

破竹の勢いで猛進するレゲエ界きっての人気プロデューサーを追え!

 ダンスホール・シーンで現在もっとも影響力を持つプロデューサー/レーベル・オーナーがドン・コルレオーンだ。2002年頃から頭角を現して以来立て続けにヒットを飛ばし、一方で異例のロングセラーを記録している女性シンガーのアレーンや“Love & Affection”で不動の人気を獲得したプレッシャーを輩出するなど、その勢いはますます加速していくばかり。そんななかエレファント・マンやT.O.K.、ヴォイス・メールなど、コルレオーンがこれまでに手掛けたシングルを網羅した編集盤『Reggae Kingdom -Don Corleon Best I-』が登場だ。超イケイケなアップ〈Jonkanoo〉や、泣きの必殺哀愁ミディアム〈Drop Leaf〉〈Seasons〉といった大ヒット・リディムの洪水に、トラックメイカーとしての類い稀なる才能をチェックできる一枚となっている。

 また、すでに7インチ市場で評判を呼んでいるブランニュー・リディム〈Love Portion〉〈Far Away〉の2ウェイ・アルバム『Love Potion & Far Away』も同時にリリースされた。共に〈Drop Leaf〉のような美しい仕上がりにつき、こちらもぜひゲットしていただきたい。なお、間髪入れずにムンガのファースト・フル・アルバムも予定されており(早く聴きたい!)、今年もドン・コルレオーンから目が離せそうにない!!