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第327回 ─ NOSTALGIA 77

連載
NEW OPUSコラム
公開
2008/04/03   02:00
更新
2008/04/03   16:57
ソース
『bounce』 297号(2008/3/25)
テキスト
文/櫻井 誠

未来へ繋がるノスタルジー……UKの才人、ベン・ラムディンの関連作が続々登場です!

 UKで現代的なジャズ・サウンドを展開する、ノスタルジア77ことべン・ラムディン。生ジャズ・ユニットのノスタルジア77オクテットや、ナチュラル・セルフと組んだブロークン・キーズなど、複数の名義で多くの作品をリリースしてきた彼が、リミックスやライヴ音源、未発表テイクなどを集めた2枚組の編集盤『One Offs, Remixes & B-Sides』を発表しました。モーダルでスピリチュアルな雰囲気だったジャズ曲のセルフ・リメイクや、ボノボなど他アーティストによるリミックスも収録。特にアリス・ラッセルを迎えたホワイト・ストライプスのカヴァー“Seven Nation Army(Grant Phabao Remix)”がレゲエ調で秀逸な出来です。一方で、スピリチュアルなジャズを送り出すベン主宰のレーベル=インポッシブル・アークも好調のようで、12名の大所帯となるエグザンプルズ・オブ・トゥエルヴと、マックス・グランハート・クィンテットが新作をそれぞれリリースしたばかり。いずれの仕上がりも上々なので、興味のある方はこちらのチェックもよろしくです。

▼このたび日本盤がリリースされたインポッシブル・アークの作品を紹介。