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第315回 ─ "ALIANCE" WARNING!

第315回 ─ "ALIANCE" WARNING!(2)

連載
NEW OPUSコラム
公開
2008/03/13   00:00
更新
2008/03/13   17:30
ソース
『bounce』 296号(2008/2/25)
テキスト
文/池城 美菜子

ビジー・シグナルが入魂の2作目で、番長への忠誠を誓う!?


 強力インターナショナル・ヒット“Step Out”を持つビジー・シグナルのセカンド・アルバムがこの『Holding Firm』。昨年の頭は最初にフックアップしたマヴァードが大ブレイクしたため、一瞬、存在感が薄くなったように見えたが、いじけることなくヒット・リディムに喰らいついていった結果、昨秋からガンガン挽回を果たしている最中だ。〈しっかり立ち続ける〉との状況に即したタイトルから、彼のヤル気が窺える。スティーヴン・マクレガーやデセーカら現在のシーンを引っ張るプロデューサーが骨組みを作り、それを土台に番長を唸らせたほどのリリシストぶりを発揮。めくるめくDJが聴きどころだが、メッセージ性の高い“Ghetto Yutes”でのシングジェイあたりにビジーの潜在力の高さが潜んでいる。彼だけでなく、ダンスホールのネクスト・レヴェルが覗ける必聴盤。

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