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第11回 ─ 渡米(翔べぇ~い!)生活から約4か月ぶりに帰国したメンバーに突撃!!

連載
オレスカバンドと翔べぇーい!!
公開
2008/01/10   20:00
ソース
『bounce』 294号(2007/12/25)
テキスト
文/オレスカバンド

オレスカバンドの日常に迫る連載! 今回は、渡米(翔べぇ~い!)生活から約4か月ぶりに帰国した彼女たちをキャッチ!!


  〈ワープト・ツアー〉~サントラ・レコーディング~映画撮影と約4か月に渡る渡米生活からひさびさに帰国を果たした、たえさん(ドラムス)&いかす(ギター&ヴォーカル)にさっそく話を訊いてみましたよ!

――映画製作が終わってみて感想は?

たえさん「映画の製作期間はバンドが義務じゃなくなってたんで、その時こそひとりひとりの〈いち音楽好き〉としての素顔が出てくる。ウチはもりこと同じ部屋だったんですけど、部屋に帰ってきたらもりこがサックスといっしょに寝とったりして、〈あ~、演奏したいんやなあ、この子は音楽好きなんやなあ〉って、そういう部分に気付けたのがいちばん良かった」

いかす「なんかもう感無量でしたね。全然実感がなくて、〈もう終わったんや〉って。〈ウチらができることはやったよ〉って感じです」


――今回のハリウッド映画のプロジェクトはオレスカバンドに何をもたらした?

たえさん「〈こうじゃなくっちゃいけない!〉っていう自分たちの世界観があったんですけど、他の人と触れ合うことによってそれが広がった。〈コレもできる! アレもできる!〉っていうのが増えて、ポジティヴになった気がしますね」

いかす「タフになったというか、何があっても動じなくなりましたね。自分は、メンバーが〈これからどうしていきたいのか?〉って純粋に音楽のことだけ考えられるようになったんとちゃうかなあって思いますね、いい意味で。いろんな人と仕事をして、いろんな人が意見を持っていると、〈ウチはこう思うんだけど〉って対等に話したいじゃないですか。そうすると自然と考えますよねえ、〈こうしたい〉ってことを。アメリカの人だからなのかもしれないけど上下関係がなくて、ひとりのクリエイターとして、音楽を生む人として、いろんな人と対等に話せるようになったと思います」


――2007年を振り返ってみると、どんな一年だった?

たえさん「強くなった気がします。自分たちの音楽に対してや、そこに自分がおることだったり、いろんなものに自信が持てた。バンドとしては……固まりました(笑)」

いかす「〈いまできることはなんなんや〉っていう、それを〈いまやろう〉って感じでした。そんな大変なこともなかったんですけど……〈もうちょい落ち込めばいいのに〉って思うほど楽しいことばっかりで(笑)。3月に高校を卒業して音楽にどっぷりになって、〈ウチは誰に向けて音楽を作ってるのか〉とか、いままでなんとなくやってたことが自分のなかで確かめられてますね。〈この人はこういうものを持ってるからウチらの音楽にこういう影響を与えて〉とか、〈この子のこの音が欲しいからいっしょに音楽やってるんやろうなあ〉とか、みんなミュージシャンとしても人間としてもレヴェルが上がってきてるからやろうなって思います」

PROFILE

オレスカバンド
大阪は堺で結成された女子6人組のスカ・ロック・バンド。2007年8月、全米デビュー・アルバム『ORESKABAND』(TERRY DOLLAR RECORD$)を引っ提げて〈ワープト・ツアー〉に参加後、自身が音楽・主演を務めるハリウッド映画のサントラ制作&撮影に突入。12月に帰国して、地元での撮影で無事クランクアップ。12月30日には〈COUNTDOWN JAPAN 07/08〉に出演。最新のスケジュールは〈www.oreskaband.com〉でチェック!