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第68回 ─ アーツ&クラフツ

第68回 ─ アーツ&クラフツ(2)

連載
Discographic  
公開
2007/09/27   03:00
更新
2007/09/27   16:39
ソース
『bounce』 291号(2007/9/25)
テキスト
文/冨田 明宏、村尾 泰郎

THE MOST SERENE REPUBLIC 『Underwater Cinematographer』(2006)
珍しくBSS関係者ではない、レーベル最年少のバンド。今作では夏休みの工作みたいな手作りの実験サウンドと、甘酸っぱいメロディーを融合させている。その思い切りの良さはかなりBSS的だ!
(村尾)

JASON COLLET 『Idol Of Exile』(2006)
ファイストやエイミー・ミランをコーラスに迎えた彼の最新作は、主役の渋い歌声がじんわり沁みてくる仕上がり。バックを支えるのはBSSで、ウィルコあたりにも通じるハイファイなカントリー・ロックが満載。
(村尾)

AMY MILLAN 『Honey From The Tomb』(2006)
スターズのヴォーカリストにして、BSSではファイストと双璧をなす歌姫の初のソロ作。ルーツ・ミュージック志向を滲ませつつ、その甘くハスキーな歌声はガーリーなトム・ウェイツ!
(村尾)

THE HIDDEN CAMERAS 『Awoo』(2006)
自分たちのサウンドを〈ゲイ・チャーチ・フォーク・ミュージック〉と定義する稀代のソングライター、ジョエル・ギブを中心に結成されたアーティスト集団。ネオアコ風味の軽妙なメロディーとフォーキーな歌心でUKでも絶大な人気を獲得している。
(冨田)

THE DEARS 『Gang Of Loser』(2006)
マレイ・ライトバーン率いる男女混合6人組、ディアーズの3作目。ネオアコ調の焦燥感溢れるギターと、タイトで手数の多いドラム、そして憂いのあるマレイの歌声が織り成す幸福な音のタペストリー──これは名品です!
(冨田)

APOSTLE OF HUSTLE 『National Anthem Of Nowhere』(2007)
BSSのギタリスト、アンドリュー・ホワイトマンのソロ・ユニット。ハヴァナ滞在をきっかけに結成したらしく、ラテン・フレイヴァーを忍ばせながら、どこか無頼な横顔を宿した骨太なギター・サウンドを聴かせてくれる。
(村尾)

YOUNG GALAXY 『Young Galaxy』(2007)
元スターズのギタリスト、ステファン・ラムゼイが恋人と結成したバンド。流星のようなシューゲイザー・サウンドに男女ツイン・ヴォーカルが溶けていくよう。ディアーズのヴォーカル、マレイ・ライトバーンが参加。
(村尾)

THE STARS 『In Our Bedroom After The War』(2007)
前作以上に激しさを増した楽曲が印象深い、彼らの最新作。徐々にダイナミックさを増していくアレンジと、男女の掛け合いが愛らしいコーラス・ワークとの対比がお見事! これまでの作品の中でも緩急のバランスが抜群に素晴らしい一枚だ。
(冨田)