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第123回 ─ NYダウンタウン・シーンで生まれる、新たなコスモポリタン・ミュージック

ヌーブル発のコスモポリタンな新しい音楽たち

連載
360°
公開
2007/06/14   19:00
ソース
『bounce』 287号(2007/5/25)
テキスト
文/ダイサク・ジョビン

WAX POETIC 『Nublu Sessions』 Ultra(2003)
ダブ処理されたオリエンタルな旋律が絡むアシッド・ジャズやトリップ・ホップといった作品でノラ・ジョーンズ、エンディア・ダヴェンポート、ソウル・ウィリアムズなどをフィーチャー。大都会の真夜中の幻惑的で濃密な空気感をパッケージした、浮遊感のあるサウンドが激クール。

OUR THEORY 『Ersahin Truffaz Madsen Rueckert Penman』 Nublu(2006)
フランスの先鋭的なトランペッター、エリック・トラファズとイルハンらによるユニットによる作品。漆黒の真夜中を疾走するかのごときブレイクビーツの上で、2本のホーンが浮遊しながらアグレッシヴに泳ぎ、舞うサマがイジョーにかっこいい。

LOVE TRIO IN DUB FEATURING U-ROY 『Love Trio In Dub Featuring U-Roy』 Nublu(2006)
少年時代のアイドルだったジャマイカン・レジェンドと邂逅したイルハンが、自身のジャズ・トリオと共に作り上げた一枚。ダブ、ラヴァーズにエレクトロニカ、ジャズ、トルコ音楽(!)が融合した斬新なサウンドが最高!!

KUDU 『Death Of The Party』 Nublu(2006)
スーサイドやESGなどによるノーウェイヴの殺伐さと80'sの人工的なキラキラ感に、エレクトロやハウスの要素を混ぜ込んだサウンドでNYを騒がしている男女2人組のバンドによるデビュー作。チープでぶっ壊れた音作りとポップなメロディーの組み合わせがやたらフレッシュ!!

BRAZILIAN GIRLS 『Talk To La Bomb』 Verve Forecast(2006)
ヌーブルでのセッションから生まれた紅一点ヴォーカルを擁するバンドの2枚目。ニューウェイヴ、ジャズ、エレクトロ、フレンチ・ポップ、タンゴなどをラウンジ感覚でスタイリッシュにまとめたクールなサウンドと、メランコリックで官能的なヴォーカルが激オシャレ!!

FORRO IN THE DARK 『Bonfires Of Sao Joao』 Nublu(2007)
ブラジル出身のマウロ・レフォスコが結成したバンドのデビュー作。ベベウ、デヴィッド・バーン、Miho Hatoriといった仲間たちをゲストに迎え、フォホーやカリプソといった古いダンス音楽をストレンジなアレンジで陽気&呑気に奏でているのが楽しすぎ!!

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