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第21回 ─ 栄光のアトランティック(その2)

MARGIE JOSEPH──もうひとりのレディー・ソウル

連載
IN THE SHADOW OF SOUL
公開
2007/04/12   15:00
ソース
『bounce』 285号(2007/3/25)
テキスト
文/林 剛

 ミシシッピ州出身のマージー・ジョセフはアレサ・フランクリンと並んで70年代のアトランティックを代表したレディー・ソウルだったが、その実力とは裏腹に過小評価され続けてきた。デビューはオーケーからで、69~71年の間にはスタックスの傍系レーベル=ヴォルトから2枚のアルバムを発表しているが、そこではダイアナ・ロスにも通じる高めの声を活かしてシュープリームスの曲を歌うなど、幅広い層を狙ったアプローチを試みていた。そんな彼女の、いわばクロスオーヴァーな持ち味がより開花したのがアリフ・マーディンと組んだアトランティック移籍後の作品、つまり今回CD化された3枚だ。いずれもNYの腕利きを迎えたグルーヴィー&メロウな仕上がりで、当時のソウルやポップス曲も数多くカヴァーしている。アル・グリーン“Let's Stay Together”のカヴァーも話題の73年作『Margie Joseph』にはわずかにサザン・ソウル感覚も滲むが、ノーマン・ハリスがギターで参加した74年の『Sweet Surrender』やサム・ディーズ曲などを歌った75年の『Margie』は、アレサの“Day Dreaming”以降とでもいった感じの都会的なムードに包まれ、マージーもアレサのように抑揚をつけながら優雅に歌い上げている。これをきっかけに、オリジナル曲の素晴らしさにも感じ入ってほしい。
▼マージー・ジョセフのアルバム。

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