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第4回 ─ OKIの新バンドが始動!

第4回 ─ OKIの新バンドが始動!(2)

連載
DISCOVER WORLD
公開
2007/02/15   23:00
ソース
『bounce』 283号(2006/12/25)
テキスト
文/編集部

 レゲエのドラム&ベースが生み出すリズム/グルーヴにロックを感じている人、マヌー・チャオの、どこのジャンルにも属さない、国家や民族や宗教などに縛られない自由奔放な混血音楽に心惹かれ続けてきた人にこそOKIの音楽を聴いてほしい(それもできるだけ大音量で!)。

「日本だと〈アイヌの音楽と融合して~〉とか言われてしまうけど、〈WOMAD〉なんかで演奏したりすると普通なこと。ヨーロッパでは(自分のやっている音楽は)スタンダードな音楽。バルセロナに行ったりすると、トルコの音楽とナイジェリアの音楽やスペインの音楽が混じっているのはあたりまえ、それを〈ワールド・ミュージック〉とか呼んじゃいけないと思う。このバンドには、自分のようにアイヌの音楽やレゲエを追求してきた人間、ジャズやアフリカ音楽、キューバ音楽をやってきた人間がいて、それぞれが培ってきたものをこのバンドで表現している。(だから)アイヌとか、トンコリとか、ことさら言う必要はないと思ってる」。

 ハイブリッドで進化した音楽。国家とかそういう枠組みを超えた、自由でインディペンデントな音楽。OKIの音楽と、ティナリウェンの音楽がどこかで共振している地球。自然の中にも生命が宿るという哲学を呼び覚ましてくれる音楽の力。(アイヌの人々ほど自覚的ではないにしても)自分もまた縄文人の末裔であることを思い出させてくれる音楽。OKI DUB AINU BANDの『OKI DUB AINU BAND』を大音量で鳴らして、それを心と身体の両方に浴びてみての、ぼくの素直な感想。

「今回のアルバムは、〈ジャパニーズ・ロック〉というコンセプトもある。ロックは白人が作ったと言われてきたけれど、ロックには〈頑丈な基盤〉という意味もあるでしょ。ジャマイカ人がなんで〈ロッカーズ〉って言うかというと、〈自分たちにとってはこれがロックだ〉という意味だよね。ジャマイカ人はベースをグイッと前に出して、レゲエ以降音楽そのものが進化したと思う」。

 白人ロック/洋楽ロックの模倣やコピーではない、自由でインディペンデントなオリジナルの音楽。それが〈変わった音楽ですね〉と言われない日が、いつかは来るのだろうか? Wake Up Live!

「今回の作品は、ライヴを意識して〈こんな音がライヴでも出せますよ〉という名刺代わりになるものをめざして作った。だから、ほとんどが一発録り」。

 機会があればぜひOKIのライヴを体験してみてください。ぼくもその場には、必ずいっしょにいたいと願ってます!
(鈴木智彦)

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