PHAT FRED 『Don't Spoil The Soup!!!!!!!!!!!!!!!!!』 Hammond Beat(2006)
ワン・ノートから登場したファスト3のメンバー2人を含むバンドのデビュー作。ソウル・ジャズ寄りだった本隊よりもJB's寄りで……というかド頭からそのまんまやん! オルガンを主役にミーターズ風の粘っこさを披露した好作だ。
SPANKY WILSON & THE QUANTIC SOUL ORCHESTRA 『I'm Thankful』 Tru Thoughts(2006)
復活はマーヴァだけじゃないわ! 60~70年代にモータウンなどでセッション・シンガーを務めていたスパンキーが、クァンティック・ソウル・オーケストラをバックに怒濤の復活! 鬼ファンクから爽快なノーザンまで、時代を超えるケレン味!
NICOLE WILLIS & THE SOUL INVESTIGATORS 『Keep Reachin' Up』 Timminon(2006)
ジミ・テナーの奥方でもあるニコール・ウィリスが、フィンランドのディープ・ファンク・バンドと合体していきなりダイナマイトなノーザン・ソウル路線に転じた大傑作! しかも演奏陣はユッカ・エスコラやクインテセンスのメンバーたち……全部繋がってる!
BAKERS BROTHERS 『Baker Dozen』 Peddler(2006)
どうにもジャズ括りで見られがちなバンドだけど、特にヴァネッサ・フリーマンを5曲に迎えてソウル色も増した今作のガッツ溢れるプレイはファンク・モノレールに乗っかりまくり。もっと幅広いリスナーに聴かれて然るべき闘魂盤だ。
THE NEW MASTERSOUNDS 『102%』 One Note/Pヴァイン(2006)
ケブ・ダージが主宰するディープ・ファンク・レコーズからデビューした彼らも早4作目。別にどう呼ばれようが、鉄壁の疾走グルーヴはモロにJB'sな“Talk Is Cheap”などを挿みながらファンク・モノレールを回転中です。
『Kenny Dope & Keb Darge Presents... Kay Dee Records』 Kay Dee(2006)
2人のKDが設立したレーベルのコンピ。ここでもケブのチョイスはバンブーズやダップ・キングスなど的確。ニューヨリカン・ソウル曲を取り上げたニュー・マスターサウンズ“Nervous”(2001年)が妙に懐かしい!