bounce.comは2006年12月で5周年を迎えました! その記念企画として、年末年始の4週間、スペシャル・コンテンツを連日更新していきます。年が明けての第3週は〈デジタルミュージックガイド 2007〉をお届け。ますます切っても切り離せない関係になりつつある音楽とPCのあれこれについて、キーワードごとに検証&解説いたします。本日取り上げるトピックは、欧米の音楽ファンを中心に爆発的な盛り上がりを見せているコミュニケーション・サービス、MySpace。
MySpaceの日本語版〈MySpace Japan〉のトップ・ページ
MySpaceは2003年7月にサービスを開始した米国カリフォルニア州に本社を置く世界最大の会員制コミュニケーション・サービスです。若者を中心に1億人を越えるユーザーの熱狂的な支持を集めており、現在でも1日に23万人の会員登録があると言われています。
MySpaceには簡単な登録をするだけで誰でも入会でき、プロフィールやブログを作成して会員同士親交を深めることができるようになっています。特に自分の名刺とも言えるプロフィール・ページの色やレイアウトなどを比較的自由にカスタマイズできることが人気を集めています。
MySpace内のリリー・アレンのページ
また、一般の会員とは別にバンドやアーティストが〈アーティスト〉として登録すれば、自作曲のMP3ファイルをアップロードすることができるようになっているため、多くのインディーズ・ミュージシャンやアマチュア・ミュージシャンたちが登録し、作品やライブの情報を公開しています。そのため、特に音楽好きの若者達が情報収集やファン同士の交流のためにこぞってMySpaceに登録したことが人気爆発の大きな理由になっています。
さらに、ミュージシャンがアップロードした曲は、〈お気に入り〉として誰でも自由に自分のプロフィール・ページに置いて自分の音楽の趣味をアピールするのに利用することができます。このため、人気の楽曲はMySpaceを通じてまたたくまに流行するという現象が起きました。マイ・ケミカル・ロマンスやリリー・アレンなどが代表的な例と言われています。最近はメジャー・アーティストがMySpaceで新曲を発売日に先がけて公開するといったことも珍しくなくなってきました。
ほかにも、MySpace Videoという動画をアップロードする仕組みも用意されており、ミュージシャンのプロモ・クリップや、資本参入しているニューズ・コーポレーション傘下のFOX映画の予告編などがプロモーション目的でアップロードされています。
ただし、YouTube同様著作権を侵害したコンテンツのアップロードも多くなっており、2006年10月にはシステムに著作権保護機能を追加することを発表しています。
傘下にはMySpace Recordsというレコード会社を持ち、白人ラッパー、ミッキー・アヴァロンのファースト・アルバムなどがリリースされています。
日本でも一部の音楽ファンの間ではかなり前から話題になっていましたが、2006年11月より正式に日本語サービスが始まったことによって、今年は日本でもブレイクするのではないかと予想されています。