〈オレ流〉にレゲエを消化し紡ぎ出す、注目グループの音世界とは?

東京オリジナル異形ラガマフィン・グループ、RUB-A-DUB MARKET。99年に結成した彼らは、東京は青山のクラブ〈MIX〉を拠点に〈自分たちにとってのレゲエ〉を見い出した。80~90年代のダンスホール・レゲエをルーツに持ちながら、常に現在進行形の音楽を吸収し、独自のサウンドを作り上げてきた彼らにとって、今回登場したミニ・アルバム『Extra Standard』のすべてがレゲエ。笹沼位吉(SLY MONGOOSE)参加の4つ打ちダンスホール、渡辺俊美も参加したルーツ・レゲエの名曲“Fade Away”のカヴァーにヤラレる暇もなく、変則スウィング・トラック、M.I.A.やグライム好きもびっくりなアシッド・ダンスホール・ダブ、定番リディム〈Punnany〉をディスコ・ダブ化した曲などが次々と飛び出してくる。レゲエか否か戸惑っている合間に、彼らはその音楽性を広げていますよ!