QUANTIC
『Apricot Morning』 Tru Thoughts(2002)
クァンティックことウィル・オランドがブレイクした2作目。ほぼすべての楽器とビート・プログラミングをこなし、ファンキーで軽快なジャジー・ブレイクビーツを作り上げています。ブリストル発ヒップホップ・クルーのアスペクツと、まだエステレオ所属だったアリス・ラッセルが参加。
(櫻井)
TM JUKE
『Maps From The Wilderness』 Tru Thoughts(2003)
アリス・ラッセルの2作目を全面プロデュースしたTMジュークのソロ。レーベルでは地味な存在で、作る曲もほとんどがダウンテンポで渋め。リバーブを効かせて上手く浮遊感を出した曲や、ユルいラップを乗せた曲がチルアウトに最適。アリスも2曲に参加して相性の良さを見せています。
(櫻井)
THE LIMP TWINS
『Tales From Beyond The Groove』 Tru Thoughts(2003)
ウィル・オランドが友人のラッセル・ポーターと組んだユニットの初作。ロック、フォーク、ソウルなどを基調にした、ザラリとロウファイな質感のポップス集で、サイド・プロジェクトらしくリラックスした雰囲気が漂っています。リトル・バーリーあたりが好きな人は気に入るでしょう。
(櫻井)
DIESLER
『Diggin' It Somethin' Rotten』 Tru Thoughts(2005)
突如現れた超新星。〈ネクスト・クァンティック〉と目されるディーズラー、21歳のデビュー・アルバム。かつてトゥルー・ソ-ツに在籍したトレヴァ・ホワットエヴァのようなホーン使いが印象的なラテン・ファンク・ブレイクスがハイライト。カリプソ風の“City Of God”も良い!
(櫻井)
FLEVANS
『Make New Friends』 Tru Thoughts(2004)
DrラバーファンクやMrスクラフのような、ちょっとコミカルでファニーな雰囲気を持ったブレイクビーツが持ち味のフレヴァンズ。ジャズ・ファンク・バンドでベースをやっていた人だけあって、ボトムのしっかりしたフロア映えする曲が多い。パーティー・トラック“Get Caribo”がオススメ。
(櫻井)
QUANTIC SOUL ORCHESTRA
『Pushin' On』 Tru Thoughts(2005)
ディープ・ファンク愛好家をも唸らせた、クァンティックのファンク・バンド・プロジェクトの2作目。ヘヴィーでタイトな演奏に身体中の毛穴が開き、ケツの穴がギュッと締まります。盟友Mrスクラフのカヴァーやアリス・ラッセルが歌う“Feelin' Good”など、全曲7インチ・カット可能な名作!
(櫻井)
KINNY & HORNE
『Forgetting To Remember』 Tru Thoughts(2005)
ボビー・ヒュージとしても活動するノルウェーのプロデューサー、エスペン・ホーンが、シンガーのキニーと組んで制作したアルバム。ラウンジーな雰囲気のトラックに合ったハスキーな歌を聴かせてくれます。ジャマイカ系の彼女に合わせてか、〈Boom Bam Bam〉リディム使いの曲もアリ。
(櫻井)
ALICE RUSSELL
『Under The Munka Moon』 Tru Thoughts(2004)
バー・サンバやクァンティック、バンブースなどでヴォーカルを務めるアリスの初ソロ・アルバム。客演仕事ではパワフルなソウル・ヴォーカルを聴かせてくれますが、ここではブルージーなジャズ・ヴォーカルが主体。エラ・フィッツジェラルドみたいな雰囲気の曲がステキです。
(櫻井)