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第50回 ─ テクノリエント

第50回 ─ テクノリエント(2)

連載
Discographic  
公開
2006/04/06   16:00
更新
2006/04/06   21:43
ソース
『bounce』 274号(2006/3/25)
テキスト
文/石井 隆広、石田 靖博

OFFSHORE FUNK 『Crome』 Minimaxima(2005)
ジャーマン・テクノの名門=カンツェラムトの首領、ハイコ・ロウによるユニットのアルバム。基本はデトロイト調テック・ハウスなんだけど、そこにファンキーなホーンやらラウンジ感覚のウワモノやらを乗せ、出来上がったのはフュージョン~クロスオーヴァー・テクノ! チョイ粋オヤジの味あり!?
(石田)

SENDER BERLIN 『Unequal Arts』 Minimaxima(2005)
トレゾーの若手出世株、センダー・ベルリンの2枚目。デトロイト調からラテン・ディスコ、ゆったりしたブレイクビーツ、メロディアス・テクノ(ヴォーカルにジェイ・ヘイズ!)まで、引き出しの多さはトレゾー出身者とは思えぬほど。貴重な映像を収録したデュアルディスク仕様。
(石田)

『Fuse Presents Joris Voorn』 Minimaxima(2005)
トラックメイカーとして大成功を収めたヨリス・ヴォーンが、今度はDJミックスに挑戦! 約40曲を〈Ableton Live〉を使ってミックス。渋めのトラックから徐々に盛り上げていき、後半をデトロイティッシュなトラックでシメる流れが最高! リッチー・ホウティン以降と呼べるミックスだ。
(石井)

PAUL KALKBRENNER 『Maximalive』 Minimaxima(2005)
〈WIRE〉〈May Day〉〈Tresor〉といったテクノ聖地でのライヴ経験もあるビッチ・コントロールの古株、ポール・カークブレンナーのアルバムは、これまたライヴ音源。メランコリックなシンセ+ブリブリ・ベース、ズンドコ・ビートによる物憂げなディスコ・テクノは万国共通の心地良さ。
(石田)

JORIS VOORN 『Future History』 Sino(2004)
名曲“Incident”の大ヒットによって注目を集める存在となったヨリス・ヴォーンのファースト・アルバム。デトロイト譲りの美しすぎるメロディーラインと攻撃的なビートが見事にハマった感動モノの一枚で、ジェフ・ミルズなどが好んでプレイするのにも納得!!
(石井)

『Fuse Presents Technasia』 Technasia(2003)
テクネイジアの名を冠した、シャ-ル・シグリングのミックスCD!! 全37曲を次から次へと繋げていく超絶ファンキー・ミックスで、彼らのオリジナル作品とは一味違うハードな一面を見せてくれる。ボーナス・トラックとしてヒット・シングル“Fusin'”も収録!!
(石井)

『10 Years Kanzleramt -The Future Is On Fire』 Minimaxima(2004)
ハイコ・ロウが主宰する老舗レーベル=カンツェラムトの10周年を記念してリリースされたコンピ。レーベルを代表する人気トラックを惜しげもなく収録した一枚で、ハードながらも美しいヒット曲のオンパレード。フロア受けもバッチリ!!
(石井)