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第83回 ─ bounce bookの第2弾〈R&B STANDARDS〉ができましたよ!!

〈R&B STANDARDS〉と同時期に制作されていた、久保田利伸の〈日本のR&Bスタンダード〉!!

連載
360°
公開
2006/03/02   16:00
更新
2006/03/02   19:22
ソース
『bounce』 273号(2006/2/25)
テキスト
文/大石 始


 本書を作るにあたって、R&Bに対して造詣が深く、かつ自分なりの視点を保ちつつ独自のR&Bミュージックをクリエイトしている日本人アーティストのインタヴューはマストで掲載したいと考えていました。そこで真っ先に思い浮かんだのが、長年NYに拠点を構え、アンジー・ストーンらを迎えて本場US仕様のR&B作品も発表している久保田利伸でした。新作の制作が佳境を迎えていた彼をキャッチしたのは、1月某日、都内の某スタジオにて。1時間以上に渡ってR&Bへの愛情を語ってもらったその模様は〈R&B STANDARDS〉誌上でチェックしていただくとして(ディアンジェロやアリシア・キーズ、ボビー・ヴァレンティノらの作品に対して鬼のように細かい分析がなされてます!)、ここでは本書と同時期に届けられる彼の新作『FOR REAL?』の内容を見ていきましょう。まずタイトルからしてソウル・フォー・リアルかフォー・リアルか……という感じでありますが(そういや、取材時に「今日中にタイトルを決めなくちゃいけないんですよ」と仰ってましたな)、R&Bに対する凄まじいまでの愛情と情熱はトークボックスが揺らめく冒頭曲から爆発。マーヴィン・ゲイ“I Want You”のリズム・アレンジの再現を試みたという“Riding to the Sight”のヴィンテージな輝き、糖度高めのスロウ・ジャム“Slow Jam Loving”の色艶、金原智恵子が司るストリングスが久保田の歌声を包み込む先行カット“君のそばに”の優しさ、そして数曲で聴けるネオ・ソウル風の楽曲、“Dr. Party”などのファンキーなダンス・チューン……今作を制作していた1年の間、いかなる作品にも触れず制作に没頭していたという集中力と密度、そしてR&Bに対するこだわりが随所で炸裂している様は鳥肌もの。取材の際、スタジオから今作の音が洩れ聴こえていたのですが、そのとき感じた〈傑作の予感〉は大アタリ。つまり、今作もまた〈日本のR&Bスタンダード〉なわけで、〈R&B STANDARDS〉と共に聴き逃し(読み逃し)てはいけない作品なのであります。
▼久保田利伸のオススメ盤。

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