タワレコのバイヤーが地元の一押しバンドをご紹介する地域名産音楽発信レーベル〈FIRESTARTER RECORDS〉。いままで地方のタワレコ店舗限定で販売していたこのレーベルの音源を、bounce.com4周年を記念してポッドキャスト配信でご紹介します。全6回にわたり毎週、全国各地から飛び出したイキのよいアーティストの音源まるまる1曲(フルレングス!)をあなたのお耳元にお届け!! 第三回に登場するのは…。
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大阪発、5人組インストゥルメンタル・バンド
関西ゼロ世代と呼ばれる面々を例に出すまでもなく、〈一筋縄じゃいかない〉アーティストが押し合いへし合う大阪地区より登場したインストゥルメンタル・バンド。99年頃に大阪にて結成、〈ロック、ジャズ、プログレ、民俗音楽をベースに、難解でなく、かといってありきたりでない音楽の形を日々追求〉と資料にはあるけれど、この5人バンドは所謂クラブジャズ・バンドやジャム・バンドとはひと味違った個性を醸し出しています。プログレ譲りの変則的なアレンジの上で、フリーキーなソプラノ・サックスが泳ぎ回る。イルリメ、二階堂和美、GOMA、NATSUMENなど…ジャンル不問の競演歴にも納得。バンド名の〈jew's-ear〉は英語で〈キクラゲ〉の意味するそうだけれども、その語源に思いを巡らせてみたら彼らの奇妙なネジレ具合に気付くかも。勿論、今回試聴できる楽曲“sepaktakraw”でもその片鱗をのぞくことができます。

〈地元タワレコ梅田NU茶屋町店バイヤー激押し! コメント〉
ポストロック?クラブジャズ?大阪が誇る5人編成のインストゥルメンタルバンド、それがこちらのjew’s-ear!ジャズ、ロック、プログレ、民族音楽などのエッセンスを吸収しながら、クラブミュージックをも通過した独特のグルーヴ感が関西の音楽シーンを中心に静かな話題(CRJ-westのチャートで1位をとるなど)なのだ。フルートの音色に魅了されるも良し、柔らかで実は複雑なリズムに身を委ねるも良し、センスの良い楽曲達はきっとあなたの耳と体さらにはハートを刺激する。因みにバンド名jew’s-earは中華料理の「キクラゲ」の意。珍妙にして絶妙、グルメな男達。(梅田NU茶屋町店 高木)