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第4回 ─ Winter's Tale

第4回 ─ Winter's Tale(2)

連載
ライド音タイム
公開
2005/12/01   17:00
更新
2005/12/01   17:09
ソース
『bounce』 271号(2005/11/25)
テキスト
文/レイバン寺尾 & ザ・冬のリヴィエラ

LOV.4 Winter's Tale 凍えた心を温めてくれる冬のメロウ・ナンバーばかりだよ(達也パパ)

A

『影になって』 
ユーミンの〈冬ソング〉といえば“恋人がサンタクロース”や“BLIZZARD”あたりもマストだけど、ここは79年のアルバム『悲しいほどお天気』(東芝EMI)からお届け。この時期は年2枚ペースでアルバムを発表してたんだけど、そんなハイペースな作業のなか生まれた、アーバン・ブラック・テイストの名曲だね。

『Miracle Touch』 
最近、コロムビア時代の作品がリイシューされた兄弟デュオ、ブレッド&バターのこの曲は、彼らの84年作『SECOND SERENADE』に収録されているメロウなクリスマス・ソング。アルバムは廃盤だけど、曲は『Light Mellow~City Breeze from East』(BMGファンハウス)というオムニバスで聴けるよ。

『冬のオルカ』 
兄弟デュオといえば、最近ソロでも秀作を送り出しているキリンジ。この曲は97年にインディーでリリースされたシングルで、翌年のアルバム『ペイパードライヴァーズミュージック』(ワーナー)にも新録ヴァージョンが収録されてるよ。愁いを帯びたマリンバの音も印象的なメロウ・ナンバーだね。

『何もいらない』 
大貫妙子が77年に発表したセカンド・アルバム『SUNSHOWER』(クラウン)は、和モノのレア・グルーヴ人気盤としても名高い作品だけど、そのなかでひと際メロウなナンバーがコレ。パパが言うのもなんだが、達也にとって今年のクリスマスイヴは愛ちゃん以外〈何もいらない〉って感じだろ。コノヤロめっ!

『雪にかいたLOVE LETTER』 
アイドルだからって侮るなかれ! 80年代を代表する作曲家、林哲司が手掛けた菊池桃子の楽曲は秀曲ばかり! ベスト盤『スペシャル・セレクション 1』(バップ)でぜひ堪能しておくれ。ちなみに、ファースト・アルバムのコンセプトは〈大学生が持って歩いても恥ずかしくないアルバム〉だったな。

B

『僕のクリスマス』 
歌っているのは、たしかに剣さんだ。この曲はCKBの前身グループ、ZAZOUの楽曲。グランド・ビートのクリスマス・ソングってオモシロイよね。この曲も収録されているベスト盤『ZAZOU BEST』(ワーナー)は必聴! ちなみにグループ名の読み方は〈ザズー〉。フランス語だから読めないのも無理ないか。

『魔法』 
2000年にリリースされたサニーデイ・サービスのラスト・アルバム『LOVE ALBUM』(ミディ)からの一曲。デビュー当初は、はっぴいえんどの血統を継ぐバンドとして注目されていたけど、後期は打ち込みのダンス・ビートを取り入れるなど音楽性を拡大していったよね。4つ打ちのこの曲も、DJの間で人気のナンバーとなってたみたい。

『Swing, Swing, Swing!』 
現在はソロ・ヴォーカリストとして活躍する土岐麻子を擁していたCymbals。デビュー時は青臭さの残る学生バンドというイメージもあったけど、徐々に覚醒していったことがこのベスト盤『anthology』(ビクター)を聴くとよくわかるぞ。もちろん、ドライヴィンなこの曲も収録されているよ。

『12月24日』
〈ニッポン〉をテーマとし、21世紀の幕開けとともに発表されたピチカート・ファイヴのアルバム『さ・え・ら ジャポン』(********* records, tokyo)から、このうえなくクリスマスにナイス・フィットなナンバーを。この曲を聴くと、〈東京でホワイト・クリスマスを過ごしたい!〉って切に思うんだよなあ。

『Funky Flushin'』 
山下達郎の〈冬ソング〉といえば、“クリスマス・イブ”ってのが相場だけど、ここはひとつ、ぐっと盛り上がるパーティー・チューンを。この曲は、79年に発表されたアルバム『MOONGLOW』(BMGファンハウス)収録曲で、その名のとおりファンキーなナンバー。かつて少年隊もカヴァーしてたな。

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