先月からスタートしたbounce読者&ブロガー参加企画〈Tracks' bouncin' back to back!〉。このコーナーでは毎月のテーマに応じて、皆さんのブログからのトラックバックを募集中。テーマ（お題）＆bounceスタッフのエピソードを読む→ブログで個人的な音楽体験談（エピソード付きでね!）を綴ってトラックバックしていただく→次号のbounce誌で、トラックバックしていただいた方のお話などを紹介……と、ひとつのテーマをもとに皆さんのブログとbounce.comをつないでみよう!という企画です（トラックバックについての解説はこちらから）。「普段トラックバックをする機会がない」なんて方も気軽にご参加くださいね！
今月のトラックバック企画は、夏休みスペシャル。今年の夏フェスのベスト・アクトはこの人だったわ（or この人に違いねえ）!! をテーマに、夏フェス体験談にまつわるトラックバックを募集中です。
さて前回の〈フジロック編〉に続いて今回は〈サマーソニック編〉。8月13日(土)、14日(日)に大阪、東京2会場で同時開催された都市型フェスに、今年はオアシス、ナイン・インチ・ネイルズといった大型ヘッドライナーから、ディープ・パープル、イアン・ブラウン、ラーズといったロック・レジェンド、Qティップ、ルーツ、M.I.A.、電気グルーヴ×スチャダラパーなどのダンス・アクト、幕張では新設された〈BEACH STAGE〉のDef Tech、ステフ・ポケッツ、The Miceteeth、大阪では〈AQUA STAGE〉のAIRなどなど……話題出演が続きました。あれもこれもと語りだしたらキリがありませんが、あなたのベスト・アクトは誰でした？＊bounce.com編集部
・タワレコスタッフにも一言言わせて、〈サマソニ〉のベストアクトはこの人!!
■IAN BROWN
ぶっちぎりですね。追随の余地は全くなし。ド頭から “I wanna be adored” ～ “Made of stone”～ “Waterfall”の3連発ですもん。踊りましたよ。そりゃ。もう10年ぶりくらいのBEZダンス。もう涙なのか汗なのか判別不能のズブ濡れ状態で終演後はしばし放心。オアシスでの満員観客全員“Don't look back in anger”大合唱も鳥肌ものだったけど、9年ぶりのローゼスナンバーってことでマンチェ対決は〈KING OF MONKEY〉に軍配! ＊タワーマスク（タワエコブログ）
※その他、タワレコ夏FES.スタッフの現場レポートもタワエコブログ（tower-eco.jp）にて公開中。
■LITTLE BARRIE
若干ハタチそこそこのメンバーが集まるバンドのライブ評といえば〈フレッシュな〉〈エネルギーに満ち溢れた〉などなどの言葉を目にしがち。でもこの若い3人組にはそんな言葉は当てはまりません! 派手なアクションもなく、ひたすら地味、むしろ貫禄までも感じられるその様子は全くネガティヴな意味ではなく〈超クール〉! キャラで言うと黄レンジャー（カレー大好き）。「バンドやろうぜ!」となったときには真っ先にドラムに任命されたであろうドスコイ系ドラマーくんが巨体を揺らしながら叩くタイトなドラムに引きつられるように、ソウルやブルース、アシッド・ジャズの要素をモダンにミックスしたムーディかつエッジの利いた楽曲が矢継ぎ早に展開され、フロアも音に身を任せて揺れる揺れる。そして終盤にさしかかり、シングル曲の“Free Salute”がフロアのヴァイブを灼熱の太陽の下にガラッと変えたのです! こんなにもこの曲が暑い夏の涼しい風のような気持ちいいフローに満ち溢れたものだったとは…なんか得した気分で私のベスト・アクト決定! ＊加藤直子（「CDは株券ではない」出版担当）
■M.I.A.
（東京会場）初日にしか行けなかった僕にとってのベスト・アクトは、やはり、M.I.A.。決まりでしょう。ありえないアクションを連発しまくるサイドMCの女のコ（すごいアホ声!!&超ホット・パンツ!!）、オタクっぽい白人DJ（ダサイ!!）を従えたマヤちゃんは、誰もが期待した（?）ホット・パンツ姿ではなかったものの、〈ハァ～ッ!?〉って感じのアホアホなフロウ（やっぱ初期アリ・アップっぽい）を随所でキメながら右へ左へと動きまくる。ダンスホール的な低音重視の音作りは聴く人を選ぶ感じだったかもしれないけど、その反面、心配していたスカスカ感は皆無。お馴染みのアノ映像とも相まって、予想以上にサーヴィス精神のあるショウを見せてくれました。なにより、マヤちゃんファッションに影響を受けたと思わしき女のコたちが最前列で踊り狂ってる姿が、なんだかすごーく健全でイイ感じだったな。マヤちゃん、とってもキュートだったし、とってもカッコよかったよ、ホントに。＊大石始
