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第43回 ─ ポリス・アクション 相棒編

第43回 ─ ポリス・アクション 相棒編(2)

連載
Discographic  
公開
2005/05/19   14:00
ソース
『bounce』 264号(2005/4/25)
テキスト
文/出嶌 孝次、村尾 泰郎、山西 絵美


『ビースト・コップス 野獣刑警』 ジェネオン 〈アクション映画大国〉として名高い香港。もちろん、これまでに製作されたポリスものは数知れず。なかでもオススメなのは、98年度の香港電影金像奨(香港版アカデミー賞)を総ナメにした今作。大物ギャングが街を去り、縄張り争い勃発! そんな荒れ果てた街を凸凹刑事のコンビが暴れまくります。(山西)

『ショウタイム』 ワーナー・ホームビデオ ロバート・デニーロ演じる堅物刑事とエディ・マーフィー扮する俳優志望の警官……何か某黒服に着想を得たようなコンビだけど、わかりやすい凸凹感に相棒クラシックの風格が漲る2002年作。気を抜いて楽しめる〈笑えるデニーロ〉路線の一環で、軽妙な掛け合いと微妙なアクションの狭間にモス・デフも出演。シャギーとベイビーフェイスが意外な相棒ぶりを披露するサントラも必聴。(出嶌)

『ハリウッド的殺人事件』 ソニー・ピクチャーズ オープニングはロスコーの“I Love Cali”! 2パックの一件をモチーフにし、コラプトやマスターPの好演も光る……のに邦題が泣ける2003年作。ハリソン・フォードとジョシュ・ハートネットの老若刑事コンビがラッパー殺人事件を追って……と書くとありがちだけど、副業のみに精を出す2人のとんちんかんぶりが脱力した笑いを誘う。噛み合わなさも〈相棒モノ〉の醍醐味ね。(出嶌)

『噂の刑事トミーとマツ マツBOX』 ポニーキャニオン 79年からTV放送開始。ガニ股系先輩刑事マツ=松崎しげると、ベイビーフェイスな後輩刑事トミー=国広富之が繰り広げるコメディー。弱っちいトミーが、「オマエなんか男オンナのトミコだ~!」とマツに怒鳴られるとキレて大活躍! 松崎の主題歌&エンドロールは相棒プロモ・クリップとして熱い仕上がりだぞ。(村尾)

『ベスト・オブ・マイアミ・バイス』 ユニバーサル・ピクチャーズ 80年代に大ヒットとなり「あぶない刑事」にも影響を与えたTVシリーズ。ドン・ジョンソンとフィリップ・M・トーマスのキザなコンビが、高級ブランドを身に纏い、スポーツカーを乗り回して暴れ回る。MTV×刑事ドラマな発想だけに毎回使用される曲も多彩。バブルという名のショットガンをブッ放せ!(村尾)

『バッドボーイズIIバッド』 ソニー・ピクチャーズ 前作を上回るヒットを記録した2003年最大の娯楽作。マイアミ警察の〈あぶ刑事〉ことウィル・スミスとマーティン・ローレンスが闇の薬物ルートを壊滅する物語で、ジェリー・ブラッカイマー製作なのでムダな爆発やカーチェイスなどスケールのデカさは保証付きです。大物化したウィルに対し、マーティンが下ネタや人種ネタでクロい笑いを補完。正統派の相棒モノだと言えましょう。(出嶌)


『あぶない刑事BOX2』 東映ビデオ 86~87年に放送された人気TVドラマの6枚組ボックス第2弾。ダンディーな舘ひろしとセクシーな柴田恭兵のコンビが、イキな街=横浜を舞台に、夜もグラサンを着用して大暴れ。中条静夫や浅野温子も交えたテンポの良い会話、演技以上にあぶない挿入歌も含め、これはもう様式美です。特に銃を抜いたまま小走りする舘の身のこなしがヤバい!(出嶌)


『ヘリコップ 地・上・最・強』 ビデオメーカー 98年からドイツで放送された人気シリーズの1作目。パイロットと女刑事が、時速600キロ/電磁波動砲搭載のハイテク・ヘリ=ヘリコップを駆って巨大犯罪組織に立ち向かう! 〈今・世・紀・最・強〉〈一・撃・必・殺〉〈完・全・撲・殺〉と迫力満点の副題が付けられた続編も気になりますが、現在DVDで観られるのは本作のみ。とはいえヘリコップの活躍ぶりを知るにはコレ1本で大満足! 店頭在庫のみですが、もうすぐボックスもリリースされるとか。(山西)