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第10回 ─ オリエンタル美女エイメリーの太もも、半裸ライダー=タイリースのタンクトップ

連載
ブラックミュージック ★ 肉 体 白 書
公開
2005/04/21   16:00
更新
2005/04/21   19:56
テキスト
文/一瀬 大志

ある時はサイト設計のデッドラインに追われるスーパー・プログラマー、ある時はTV Bros誌連載でもおなじみの理系男子コラムニスト、そしてある時はヒップホップ/R&Bのプロモクリップ映像の世界(肉体)にトコトン魅せられる一男子……一瀬大志がレペゼンする筋肉映像コラム。その名も〈ブラックミュージック★肉体白書〉。新作アルバム『Touch』発表を控えたヒップホップ・ソウル界の新歌姫エイメリーと、新作が待たれる元モデルの伊達男R&Bシンガー=タイリースについて。

世界の肉体自慢をお届けするこのコーナー。今月注目の人といったら、HBK(Hitoshi Bossyuto Kusano) こと草野仁氏をおいて他にいないでしょう。

WWEファンの間ではすでに知られていた〈ヒトシ・ボッシュート・クサノ〉の伝説。高校2年のときに100メートルを11秒2で走り、大学時代には相撲の国体予戦で前年度優勝者を破ったかと思えば、東大を首席で卒業。NHKでアナウンサーを務めたあとフリーのアナウンサーへ……。そして『世界ふしぎ発見!』が放送開始から20年目を迎える今年。還暦を過ぎた彼が、あの穏やかな語り口からは決して想像できない驚異の肉体のベールを、ついにお茶の間に向かって脱ぎ始めました!

……といっても、自分もいま出てるテレビブロス(4/16号)で初めてその事実を知って、慌ててチェックし始めたクチなので、あまり知った風なことは言えないのですが、とりあえず今月(4月)から始まった『草野★キッド』(テレビ朝日:木曜深夜)は必ず録画して、彼のマッチョな側面をしっかりと拝み倒したいと思います。そんなわけで、彼の超人っぷりについて気になった人は〈草野仁・HBK〉でキーワード検索してみてください。無駄に「ボッシューット!」と叫びたくなること請け合いです。

■ Amerie

一方、今月最も気になったナイス・バディーといえば、今月27日にセカンド・アルバム『Touch』が発売となるエイメリー。この1ヶ月の間に新作からのファースト・シングル“1 Thing”のプロモ・クリップ(オフィシャル・サイトで視聴可能)を何度見たことか……。さすが、いまパンチの効いた楽曲を用意させたら世界一の男、リッチ・ハリソン!

ファースト・アルバムのプロデュース時には主張しつつも抑制の効いたビートでエイメリーの声が持つ伸びのある透明感をうまく引き出し、すっかり癒し系の印象を与えてくれた彼。今回はこの2年半のあいだにさらにショウビズ仕様に鍛え上げたであろう彼女のフィジカルパワーを最大限に発揮させるべく、彼が過去に手がけたビヨンセの“Crazy In Love”、J.Lo の“Get Right”にも勝るとも劣らない攻めのトラックで、休眠期間をいっきに吹きとばす作戦に出やがりました。

もちろん、エイメリー側も負けてはいません。父親がアフリカン・アメリカン、母親がコリアンということで、アジアンのクールさとアフリカンのホットさが融合している彼女。前回のナチュラル・スタイルに比べ、今回は彼女のアジアンな魅力を押し出したヘアメイクで我々の前に姿を現したわけですが、やはり釘付けになるのは、あの太もも! これまでもなにげに強調されてきた彼女の脚が、ついに今回は動きます!  そして揺れます!!(祝)

実は“1 Thing”のクリップを見るまで、最も印象に残っていた彼女のビジュアルといえば、1stアルバムのCDケース内側の写真でした。あまりにもローライズが似合いすぎる完璧な下半身、そしてそれに乗っかったスラッとした上半身。CDを取りだすたびに、その超ナイスなバックショットをじっくり拝んでいたファンも多かったことでしょう。ちなみに、その写真になにげに写っていた腰に彫られたハングルのタトゥー。“1 Thing”のクリップでもクローズアップされてたりするので、なにげに気になってたりする人もいるかと思うのですが、なんでもあれは彼女の名前「エイメリー」をハングルで表したものとのこと。今後、欧米で漢字タトゥーにかわって流行るかもしれませんね(韓流)。

■ Tyrese

そして、今月最も肉体が気になったアーティスト男性部門は……、残念ながら該当者なし!

しょうがないので、世間的に新入生歓迎月間な4月にちなんで、この春、運良くブラックミュージックの肉体的な魅力に目覚めてしまったヤングな読者のみなさんに、白書的に最も新作(とそれに伴うビジュアル)が待たれる男を紹介することにしましょう。

彼の名はタイリース。その名を聞いて、あの6つに割れた完璧な腹筋が思い出されない残念な諸君は速攻 Google を開いて〈Tyrese〉をキーワードにイメージ検索してください。それを見てもらえれば、もはやなんの説明もいらないはずです。切れ長の目に肉感的な唇、さすがモデル兼アクター兼シンガー。もちろん、プロモ・クリップにおいても己のビジュアル力を自覚しているのか、視聴者の期待に応えすぎというほどに応えてくれます。

そんな彼のクリップにおいて特に印象的だったシーンといえば、“I Like Them Girls”での裸バイク。上半身ハダカでニュー・ミレニアム気分にバイクを飛ばす彼の姿に対し、笑い転げながらも、そのパーフェクト・バディによだれを垂れるのが、正しいファンの姿だと言えるでしょう。一方、サード・アルバムのキラー・エロ・チューン“Signs of Lovemaking”のクリップでは、セクシー系R&Bアーティストの定番「シーツの中でごろごろ」シーンを披露。ていうか、ほぼ最初から最後までシーツゴロゴロだったりする同クリップ。全米の女子がゴロゴロしつつ妄想にふけっていたことは言うまでもありません(ちなみに、エイメリーの“1 Thing”にもシーツゴロゴロあり)。

そんなこんなで、滑稽なまでにファンの期待に応えてくれる彼。ここまで来るともはや楽曲は刺身のつま。いかに気持ちよさそうに彼が肉体をさらけ出しているシーンが想像できるかが重要であり、「ミリ・バニリ事件」のように、あとで「実は私がリアル・タイリースです」と、謎のスタジオ・ミュージシャンが出てきたとしても、一向に構わないほどの勢いです(※)。とは言っても、やはりあの骨太な男っぽい歌声が魅力であることもまた事実。本人もあくまで「シンガー」であり、俳優業が一段落したところで、4枚目のアルバムに向けて本格的なレコーディング作業に入るとの意向を示しているので、近いうちにまた彼のイケメン・クリップを拝めるかと思うと、いまから楽しみでなりません。

※ なんのことか分らないヤングは Google で〈ミリ・バニリ〉を調べるように。