ひとり突っ込みが炸裂したところで。アルバム『FLASH』はシンプルに、と言いつつも参加ミュージシャンのラインナップは超豪華。個性的で、ヴァラエティに富んだ顔ぶれは圧巻です(ホントに凄いんだって)。
テイ:さっきの初期テクノのリズム・マシーンの話じゃないけど。究極のリズム・マシーン、森高(千里)さんとかね(2曲目“SOMETIME SAMURAI”に参加。歌うはカイリー・ミノーグ!)。
太田:ハハハ! 究極のリズム・マシーン!!
テイ:独特なタイム感を生み出すんですよね。この曲を作った時にロックの中にもいろんなロックがあるけど、森高さんが一番ジャストフィットなロックだった。で、ダメモトで頼んだんですけど。
太田:知り合いだったんですか?
テイ:全然。
太田:じゃあ、聴いたりしてたんですか?
テイ:聴きましたよ。ベスト盤も持ってたし(笑)。いつか機会があったら頼みたいな、って。森高さんに頼めばドラムを自分で打ち込まなくていいし、楽だし(笑)。
太田:(爆笑)!!!
テイ:でもそれを任せられる人って他にはいないんですよ。
太田:たしかにこの感じは出ないでしょう~。ところで森高さんって今でもドラム叩いているんですかね?
テイ:いやいや、実は……。この“SOMETIME SAMURAI”は当時作ってたものですよ。あの『THE SOUND MUSEUM』(97年)の頃に、“GBI(German Bold Italic)”(『THE SOUND MUSEUM』収録曲、feat.カイリー・ミノーグ)以外にカイリーのアルバム用に作っていてお蔵入りになってる曲がある、って言ってたのがこの曲です。
太田:ああああ!!!!‥‥‥そうなんですか??!!(註:太田さんはカイリー・ミノーグ・マニアです)
テイ:そうなんですよ。一昨年の暮れくらいに歌は録りなおしたんですけど。久しぶりに会ったけど全然変わってなかったな、カイリー。どうでしたか? カイリー・マニア的に“SOMETIME SAMURAI”は?
太田:最高ですっっ!!!! いやー、でもカイリーは復活してくれてホント嬉しかったですよー、僕は(後略)。
テイ:まま、カイリーの話はこれくらいにして(笑)。アルバム全体も短かめにしたかったんですよね。僕らが音楽を聴きだした頃ってアナログだから20何分で片面が終わっちゃって、46分テープに入ったりしたじゃないですか?
太田:最近僕も久しぶりにレコード聴いたんですけど、あの片面の感じってやっぱりいいタイミングですよ! あのサイクルって、すごく時間の流れイイんじゃないかなって。
ダンディ食堂もFLASH! しつこくなりすぎないのが大人の魅力、ダンディってものです。では時間を忘れて楽しんで下さい、FLASH!