こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

NEWS & COLUMN ニュース/記事

第5回 ─ 〈THE ROCK ODYSSEY〉超高速レポート!

第5回 ─ 〈THE ROCK ODYSSEY〉超高速レポート!(2)

連載
オレらの 夏 フ ェ ス 予習・復習帳 04
公開
2004/07/29   19:00
更新
2004/09/24   19:53
ソース
『bounce』 999号(0/0/0)
テキスト
文/beat ek

7月25日(日) 横浜国際総合競技場

  二日目のオープニングを飾ったのはHY。若さ溢れる爽やかなステージで、朝から集ったキッズ達も大盛り上がり。続くトラプトは、ハードな中にも叙情的な演奏を展開。この日はアリーナ客席がオール・スタンディングだったこともあり、前方客席は早くも、限り無くモッシュに近い臨界状態に!

そんな中、大歓声を受けて登場したのはブラック・アイド・ピーズ。ヒップホップ・バンドとして近年多くの支持を集めつつある彼ら。今フェスではある意味最も異色の存在だが、噂に違わぬエンターテイメントに徹したステージで大人気の“HEY MA MA”などを披露。場内を大いに盛り上げました。

L'Arc~en~Cielが終始金属的な轟音ギターをかき鳴らし、ニュー・ウェーブ魂を見せつけると、次なる登場はレニー・クラヴィッツ。黄金のフライングVを携えて現れた彼がイントロのフレーズをかき鳴らすと場の空気は一変し、会場全体がタテノリ状態に。レニーは独特のファンキーなステージで客席を魅了すると、大ヒット・ナンバー“ARE YOU GONNA GO MY WAY?”で本編終了。アンコールに応え、再びステージに立つと“LET LOVE RULE”を観客に歌わせながら本人はアリーナ中を走り回る大サービス!

レニーの人情溢れるパフォーマンスに感嘆していると、場内はやんちゃな若者達で埋め尽くされ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのライヴがスタート!1曲目の“CAN'T STOP”が鳴り響いた途端、アリーナはモッシュ突入。熱狂度は今フェス最高潮に達し、あちこちでペットボトルが空中を飛び交いました。レッチリはスロウな曲も挟みつつ、2時間近いステージで、オーディエンスの心をがっちりキャッチ。アンコールの“GET IT AWAY”は大合唱とモッシュの混じり合う最高の締めとなりました。

レッチリの熱狂が過ぎ去り、いよいよ大トリ、矢沢永吉!!……なのですが、残念ながら永ちゃんを前に会場を後にする人も多数。おいおい、永ちゃんが生で見れるんだよ?などと去りゆく人々の背中に念を送る中、ステージに現れたのは十数台のバイクの群れ!予想を越える演出に思わず身を乗り出すと、白いスーツに身を包んだ永ちゃんがさっそうと登場。前日のロジャーにも負けないマイク・パフォーマンスを交えた圧巻のステージを披露。本編とアンコールのラストでは共にYAZAWAタオルが宙を舞い、二日間に渡るフェスは大団円となりました。

大イベントらしく最後は豪華な打ち上げ花火でも欲しかった……なんてのは贅沢すぎる?ともあれ、オール・スタンディングということで大いに盛り上がった二日目。この日のTシャツ着用率第一位はレッチリでした。

▼出演アーティストの作品を紹介

記事ナビ