はい、Ticaの新作はちゃんと仕上がっていますよ。2003年リリースされたアルバム『LATEST RULES』と対になる作品(通算4作目)が完成していたのでした。タイトルは『MINING FOR GOLD』。今回も前作同様Ticaならではのカヴァー・アルバムとなっています。
太田:前作(『LATEST RULES』)の時に録った音源も入ってるんですよね? アナザー・サイドというか。
武田:そうなんですよ。こっちに収録されている曲の方が先にできてた、なんてものもありますよ。
太田:ミスティ・オールドランドのカヴァーも入ってるでしょ(アルバム3曲目“GOT ME A FEELING”)。イイところ持ってくるなあ!
石井:あれはいい曲ですよね。
太田:石井さんのヴォイスも……遂に歌も聴けますね(アルバム5曲目“RACIST FRIEND”)。
石井:はい、でもそんな大げさなものじゃないですよ(笑)。
太田:ところで石井さん、結構映画観られるんですか?
石井:最近は観てませんけど。ふつうじゃないですか? そんな観るほうではないと思いますよ。
武田:何観ましたか?
石井:最近はテレビでやってるのしか観ないからね。最後に劇場に観に行ったのは「ファインティング・ニモ」。それ良かったですよ、吹き替えが。
太田:最近DVDは吹き替えで観てますよ、僕。
武田:ホントですか? なんで?
太田:寝られるんですよね。って何のために観てるんだ(笑)。吹き替えだと目をつぶっても話がわかるので、目をつぶってて、そのうち寝ちゃうの。それが気持ちいいんだよな~。
石井:俺は吹き替えじゃなくて、字幕で観て。映画の音声は消して、他の音楽かけて観ますよ。
武田:場面だけ観るんだ。
太田:それは寝るためにですか?
石井:いや(笑)。別の音楽が聴きたいだけなんですけど。
武田:〈ながら観〉だ。なんかもったいない(笑)。
いえ、大人の余裕とでも言うんでしょうか。さて、Ticaのニューアルバム『MINING FOR GOLD』は、武田さんによるグルーヴ感溢れる歌声と、NARGO(東京スカパラダイスオーケストラ)、エマーソン北村ほか、名うてのミュージシャン達による素晴らしい演奏、K.U.D.Oによるダブ・ミックスが溶け合った作品です。そしてそれを指揮する石井さんのプロデューサーとしての実力。たっぷり浸っていって下さい。
※なお、Ticaは6月27日(日)ミュゼ主宰イベント〈intoxicate〉に出演! 詳しくはコチラまで!