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第2回 ─ 〈Saturday Night Live〉&ニール・ヤングの映像に潜むロック伝説

連載
Buffalo Daughterの BD-DVD
公開
2004/05/07   20:00
更新
2004/05/10   11:04
テキスト
文/大野 由美子

近作『Pshychic』の世界発売も控えるBuffalo Daughterによる、DVDレビュー型コラム。毎回メンバーリレー形式で、彼らの耳や目に〈ビッ〉ときた映像作品(映画からプロモクリップ、ライヴビデオまで)をご紹介します。今回は大野由美子が、ロック伝説が刻まれた二つの作品をご紹介。

今回のDVD、まずは「Saturday Night Live 25years of music」。米の人気コメディー番組〈Saturday Night Live〉の1975年から2000年までの25年分よりおいしい映像をまとめた5枚組。ショート・コメディーがめちゃくちゃおかしい。有名ミュージシャンの方々もそれに出演したりして、強烈に可笑しいのが75年からの5年間の1枚目で、ポール・サイモンが七面鳥の格好をして真面目に歌いながらプロデューサーともめるお芝居をしたり、パティ・スミスのパロディなのではと思わせる女性パンクロック歌手のコメディとか、こんなん許されるんでしょうか? っていうくらギリギリ&おもしろい。スティービー・ワンダーネタのハンディキャップを逆に利用してるコメディーとか、今だったら「ピー!!!」って消されちゃうかも。でも作っているスタッフの方々はアーティストの方に敬意をもって内容も練りに練って愛情をこめて放送していたそうです。すばらしい。当時の出演コメディアンも今となっては超有名人ばかりで、ジョン・ベルーシや、エディ・マーフィーなどなど。生放送だったということを考えるとすごいテンションの番組だったのよね。純粋に私達の憧れたミュージシャンの若いときのお姿が見れる事がとても嬉しいです。

べつにミック・ジャガーのファンではないけれど、家の中にプールを作ったら、ロッド・スチュアート夫妻やらエリック・クラプトン夫妻が遊びに来てくれるようになって嬉しいとか、このスケールのすごすぎる話しがおかしかったり、エルビス・コステロがレコード会社の圧力の為に演奏した曲を途中でやめて、違う曲に急に変えて演奏する姿とか見ると、ミュージシャンのいろいろが伺えてお得な気分になりました。

 次はニール・ヤングのライヴ映像『Rust Never Sleeps』。タイトルはニール・ヤングが監督した映画に出演したディーヴォが歌っていたフレーズからとってきたとか。当時ジョニー・ロットンの言った「ロックは死んだ」の言葉に反対するかのように「ロックは死なない」を洗脳するような演出もすごいライヴ。ジャケット買いだったのでほとんど知識もなく見てましたが、アコースティック・ギターでのソロと、クレイジー・ホースでの演奏の2部構成が、大きなステージ・オブジェと「スター・ウォーズ」に出てくる砂漠の小人達のような人たちによって複雑な構成に見える。1回でもいいからコンサートやるんだったらこんな豪華な演出してみたいなーって思っちゃいます。でもお金もかかるし、人もたくさん連れて行かないとできないし、、、ううう自分が小さく見えてくる、、。なんかパーっとしたコンサートやってみたいですねえ。音楽業界も景気わるいけど、こんな時こそがんばるぞー。おわり。