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第15回 ─ 市川由衣

連載
キミノヒトミニコイシタイ!
公開
2003/11/13   17:00
更新
2003/11/13   19:06
ソース
『bounce』 248号(2003/10/25)
テキスト
文/ピ~ス!久保田(コイシ隊)

結構入り込んで歌ってます(ニコッ)



 さて、今月の〈キミノヒトミニコイシタイ〉。毎度このコーナーでのお約束、コイシ隊長とサトシ隊員のしょーもないトークを割愛してまでお送りしたい!とコイシ隊を意気込ませるのは……市川由衣ちゃん! すでにグラビア誌や映画「呪怨」での熱演などでおなじみの由衣ちゃんと、今日はカフェでおしゃべり!

――なんか、見た目すごく大人っぽいよね。

「え~、初めて言われましたよ。いつも子供っぽいって言われてますから(笑)。あっ、今日は服が黒だからかなあ?」

――そうかも。でも、笑うと子供っぽいかな(笑)。ところで、今回CDデビューをすることになったわけだけど……。

「突然ですよね(笑)。歌うなんてぜんぜん想像してなかったですから。自分の歌がいいなあって思ったこともなかったし、カラオケとかも苦手なほうで」


由衣ちゃんがカヴァーした“雨”のオリジナルを収録した、森高千里『DO THE BEST』(ONE UP MUSIC)

――で、デビュー曲が“雨”。これって森高千里さんのカヴァーだよね。

「はい。誰が歌っているのかは知らなかったんですけど、サビの部分は聴いたことがあって。今回あらためて聴いて、すごくいい曲だなって思いました」

――うんうん。でも、由衣ちゃんにとってはちょっと背伸びした感じの曲じゃない?

「そうですね。でも、無理に大人っぽくしようとかは考えずに、ありのままで歌いました。〈涙を雨で流したい〉って、それが失恋とかではなくても、そういった気持ちになったことはあったんで、そんなことを考えながら……(微笑)」

――由衣ちゃんが一所懸命感情を伝えようとする気持ちは伝わってくるよ。それがへんに器用じゃないぶん、甘酸っぱいというか、ドキッァとさせられるなあ。

……と、話が弾むなか、注文していたお茶とメイプル・シフォン・ケーキが、由衣ちゃんの目の前に……。

「いただきます!……おいしい~! すっごくおいしい!」

 これ以上とない笑顔を思いがけず目の前にしたコイシ隊長は、ドキドキしながら脱線した質問を続ける。

――こういったカフェとかにはよく来るの?

「あまり来ないです。オシャレな場所はあんまり似合わないんですよ(微笑)。学校帰りとかは、近所のお肉屋さんで唐揚げをもらったりとか(笑)」

――学校といえば、デビュー曲のヴィジュアルは制服だよね。

「制服好きなので、うれしいですね。私の通ってる高校は制服がないので、カワイイ制服には憧れるんです。来年卒業してしまうので、いまのうちにいっぱい着たいですね(笑)」

――うわぁ、楽しみ(大ハシャギ)。楽しみって言えば、由衣ちゃんの曲が世の中の人たちにどう聴かれていくのかがいちばん楽しみだよね。

「そうですね。ライヴとか楽しみです。ホントは人前に出るのが苦手なんですけど、楽しみなんですよ。ライヴを観たらみんなワクワクするだろうし、感動するだろうし、観たら前より好きになるだろうし……私自身、いろんなアーティストのライヴを観に行ってそう思ったりするんで」

――うんうん。ところで普段はどんな音楽をよく聴いたりしてるの?

「家の中がし~んとしているのがイヤなので、なにかは聴いています。前向きな〈ガンバレ・ソング〉が好きで……」

――〈ガンバレ!〉って言ってほしいぐらい落ち込んじゃったりすることがよくあるんだ。

「はい、へこみやすいんです(微笑)」