bounce編集部員がお届けするコラム・コーナー。第3回は、沖縄で間もなく開催のジャパン・レゲエ・フェスタにも出演するMIGHTY CROWNの12周年記念イヴェントをお届け。豪華ゲストが駆け付けたパーティーの中身は……?
みなさんお元気でしょうか? ……まあ、生きてるといろんなことがありますよね、いいことも悪いことも。僕はちょっとヘコむと音楽で吹き飛ばすようにしてます。いや、ホントですよ。もう最近だって……ってグチをブチまけてもしょうがないんで、気持ちよ~く僕の雑念を吹き飛ばしてくれたイヴェントをちょこっと紹介しましょう。
5月31日に川崎・クラブチッタで行われた〈MIGHTY CROWN 12th ANNIVERSARY〉――今年さらなる盛り上がりが予想されるダンスホール・レゲエ・シーンを引っ張ってきたサウンドシステム、MIGHTY CROWNの12周年を盛大に祝おう!!っていうのがこのイヴェント。ちなみにサウンドシステムとは、移動式のスピーカー・システムを持つサウンド・クルーのこと(ちなみにレゲエではいわゆるDJのことを〈セレクター〉、いわゆるラッパーのことを〈DJ〉と呼びます。ちょっとややこしいですね)。そんで、〈サウンドシステムのワールドカップ〉である〈ワールド・クラッシュ〉での優勝経験もある日本が誇るサウンドシステムがMIGHTY CROWNってわけで、その12周年パーティーといえば豪華メンバーが集うのも当然のハナシ。しかも、開演まで参加メンバーはシークレットになっていたこともあってサプライズ連続の一夜となりました。


FIRE BALL
まず今夜の主役、MIGHTYがジャマイカ産~日本産のキラー・チューンをかけまくってお祭り気分の会場をグングンと盛り上げていくわけですが、個人的にはJUMBO MAATCHの“G*@SS MI A BURN”で完全に頭のネジが吹っ飛んでしまいました。正直、開始30分でワケわからん状態になってしまったので、その後の出演順についてはあまり記憶が定かではないのですが……。その後、続々とDJ〈しつこいけどラッパーのことね〉やシンガーが登場するスペシャル・タイムがスタート。まず現れたのは新作リリース直前のFIRE BALL!!! 今夜の第2の主役でもある彼らの出番とだけあって、僕の頭のネジも2本目がプッツンとイってしまいましたよ。目の前の露出度マックスのギャルもアホみたいにタオルを振り回す、振り回す。僕の顔面をビシバシとハードアタックしまくりで……ギャハハハハ!! もう楽しすぎるぞ、オイ!! この楽しさは現場に来ないとわからないだろうなぁ……と言いたいところだけど、彼らの新作『BOOK OF LIFE ~炎の章~』にはそんな現場のヴァイブスが詰まっているのでチェックしてみてね。ちなみに6月25日発行のbounceではFIRE BALL大フィーチャー号なのでこちらもチェックを!

PUSHIM&DABO

ZEEBRA
……実はこの段階で文字数を大幅オーバーしていまして、とってもコワ~いbounce.comのH君が怒るとヤバいので、あとは泣く泣くダイジェスト版で(大ウソです)。PUSHIMはDABOを引き連れて(!!!!)シングル“Dancehallic”収録ヴァージョンの“I Wanna Know You”を披露。続く“Forever”でウレシそうにニコニコ笑ってるDABOがヨカったなぁ! RYO the SKYWALKERは〈Freeの意味は誰が決める/なせばなんにだってなれる〉というリリックが泣ける“Free”を。いやー、そのとおりだぜ、まったく! その後出てきたのはPAPA UG!! H-MAN!! BOY-KEN!! ZEEBRA!! NANJA MAN!! YOYO-C!! 応援に駆け付けたJAM TEKなどのサウンドシステムもヤバかったなぁ。で、繰り返しますがもうベロベロに酔っぱらっていたので、出演者はこれだけじゃないハズ(ゴメン……)。
とにかく!! もうハンパないぐらいに観客はパンパンだったし、その誰もがニッコニッコで、本当にスペシャルな一夜だったな。ちなみに次の日はとある肉体労働が控えていたのですが、眠気&疲労をFIRE BALLの“LIGHT UP THE FIRE”を口ずさみながら吹っ飛ばしました。いやー、やっぱり行って良かった!!
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