超注目株!コディー・チェスナットがルーツとライブ
自宅のベッドルームスタジオで録音されたデビューアルバム「ヘッドホン・マスターピース」がじわじわと評判を得、いまや期待の新人として多くの注目を集めるコーディ・チェスナット。その彼と、彼の名が世に広まるきっかけのひとつとなったザ・ルーツが3月14日、マンハッタンの巨大ライブハウス・ローズランドボールルームに登場した。午後7時半開場予定だったこの日だが、開場前にはマンハッタンの1ブロックを囲む様な長い長い行列ができ、コーディのライブが始まった8時を過ぎても会場の外で首を長くして入場を待つ人達が大勢いた。ソールド・アウトとなったこの日のオーディエンス全員が入場し終わる前から始まったコーディ・チェスナットのライブ。ひとつのアルバムを一人で創りあげた人らしくライブセットはとてもシンプルなもの。コーディはボーカル、ギター、キーボードを担当し、ベーシストとドラマーを加えた3人でのパフォーマンスだった。ベッドルームで造られたアルバムも素晴らしかったが、やはり生演奏は一味違く、メロウだがその奥にしっかりとした力強さがひしひし伝わってくる彼のボーカルとギターは、次々と入場してくるオーディエンスをすぐさまステージへとひきつけていた。また見ているだけでもパワフルなこの日のドラマーの演奏は、コディーのパフォーマンスをいっそう魅力的なものに仕上げていた。
そして新作「フェネオロジー」からの「ウォーター」で始まった、ルーツのパフォーマンス。中間に30分ほどの休憩を挟み前半と後半に分けられた彼らのステージにはヒップ・ホップシーンを代表する豪華ゲストが勢ぞろい。ナイス&スムースにブランド・ヌビアン、そしてスペシャル・エドといったクラシックなゲストが次々と登場した。やはり彼らの登場で会場はぐっと盛り上がったが、しかしそれ以上に盛り上がったのは、曲の中盤で突如ミュージックが登場した「ブレイク・ユウ・オフ」、そしてコーディ・チェスナットが再度ステージに姿をあらわした「ザ・シード(2.0)」だった。またハブ、クエストラブ、そしてカマールへと続いたメンバーによるソロ演奏もいっそう会場を沸かしていた。
ルーツはこの後ヨーロッパを回り、4月には日本での公演を行う予定。残念ながらコーディ・チェスナットは同行しないようですが、まだ彼らのライブを体感したことのない人は一度味わってみては。
