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第7回 ─ 2003年02月前半

連載
ワールド・シティー・レポート:ニューヨーク
公開
2003/02/13   15:00
更新
2003/02/13   19:34
テキスト
文/Ryo Nakahara

ハーバートがNYの人気クラブに登場

 雪がたびたび降り注ぎ、気温も零下を割る日々が続く極寒の2月のニューヨーク。しかしその寒さに負け、家に引きこもりがちになっていると楽しいイベントを逃してしまいます。2月11日の深夜、マンハッタンの西端に位置するニューヨークっ子に人気のクラブ<APT>で繰り広げられたマシュー・ハーバートによるDJプレイもそんなイベントの一つ。様々な名義を使いこなし、斬新で実験的、かつ洗練された音を作り出すハーバートによるDJプレイを聴こうと新しい音に敏感なニューヨークっ子達が大勢集まった。深夜12時を回りスタートしたこの日の彼のプレイは、4つ打ちを基本にしつつ、ディープハウスからマニアックな80'sトラック、はたまたビックヒット曲までと幅広い選曲。DJブースの前には彼のDJプレイに釘付けな若い白人の男の子がたまるという日本のクラブでもよく見かけられる光景も見受けられる中、1時を回った頃にはハーバートのプレイもヒート・アップ。90年代初期のクラブビックヒット曲Robin S<Show me love>がかかった時にはフロアーから大きな歓声があがり、その後にはだめ押しのハーバート本人の曲<The audience>。全体で2時間ほどのちょっと短いDJプレイだったが、彼の奇想天外なライブとはまた切り口の違った、フロアー重視の踊りやすい選曲で集まったオーディエンスを楽しませていた。ハーバートは6月にもライブ出演で再度NYに降臨予定。こちらもお見逃しなく。

さて、2月23日はいよいよ今年のグラミー賞の受賞式。前ニューヨーク市長ジュリアーニ氏がレコーディング・アカデミーCEOグリーン氏と揉めて以来、昨年までロスアンゼルスに拠点を移していたこの式典も市長交代と共に今年は実に4年ぶりにニューヨークで開催されます。場所はマディソン・スクエアガーデン。久しぶりのニューヨークでの開催に街全体も盛り上がってきています。