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第5回 ─ 「音楽配信」はいまどうなっているのか?

第5回 ─ 「音楽配信」はいまどうなっているのか?(2)

連載
デジタルミュージックガイド
公開
2002/12/12   12:00
テキスト
文/津田 大介

「聴き放題」型音楽配信サービスの登場

2001年に入ると、Napsterに代表されるP2Pサービスを訴える一方で、レコード会社もNapster的な「聴き放題」型の音楽配信サービスを模索するようになる。5大メジャー(米ソニー・ミュージックエンタテインメント、米ユニバーサルミュージックグループ、米ワーナーミュージックグループ、英EMIレコードミュージック、独BMGエンタテインメント)と呼ばれる大手のレコード会社は、それぞれグループを形成し、年末には「pressplay」と「MusicNet」と呼ばれる独自の音楽配信サービスを開始した。

pressplayは、ソニー・ミュージックエンタテインメントとユニバーサルミュージックグループの合弁事業としてスタートした音楽配信サービス。毎月利用できる楽曲数に応じて4つの料金プランを用意し、プランや楽曲によってはCD-Rに楽曲を書き込むこともできる。一方のMusicNetは、ワーナーミュージックグループ、BMGエンタテインメント、EMIレコードミュージック勢が始めた音楽配信サービス。ワーナーミュージックの親会社でもある米AOLと米リアルネットワークス社と提携し、現在はリアルネットワークスの有料コンテンツ配信サービス「RealOne」を使ってサービスを提供している。

古くからデジタル音楽配信サービスを提供してきた米Listen.comも、2001年末に「Rhapsody」と呼ばれる会員制の音楽配信サービスを開始。こちらはレーベルの垣根なく5大メジャーと提携し、楽曲を配信している。こうした流れを受けて、当初自陣営の楽曲のみを提供していたpressplayやMusicNetも現在では5大メジャーすべてと楽曲の提供で提携を行っており、「コンテンツ」という意味ではそれぞれのサービスの違いはなくなりつつある。今後は純粋にサービスの使い勝手や料金などで勝負が決まっていくのだろう。2001年は、Napsterのサービス停止や、5大メジャーによる本格的なサービス開始など、音楽配信にとって大きな「転機」となる年だったと言える。

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