大惨劇から1年 - ニューヨークの風景
3025名にも及ぶ犠牲者を出し、全世界を震撼させた昨年の米同時多発テロ。あの大惨劇からまる一年経った9月11日のニューヨークでは、公園、美術館、教会など、数多くの場所で様々なメモリアルイベントが行われた。セントラルパークやユニオンスクエアパークなどの多くの公園には、キャンドルや花束を持った人々が集まり、オーケストラなどによるフリーコンサートが行われ、犠牲者を偲んでいた。ダウンタウンの西側に位置するワシントンスクエアパークには前日の夜7時より、平和を訴えるスピーチ、地元ミュージシャンによるミニライブが行われ、日本人ボランティアにより配られた灯籠には一人一人の思いが記され、夜を通して灯をともしていた。スタッテン・アイランドではニューヨークを象徴する曲としても知られる、ジョージ・ガーシュイン作曲の「ラプソディー・イン・ブルー」をスタッテン・アイランド・シンフォニーが演奏し、セントラルパークでは当日の昼過ぎに突然出演することがあきらかになったビリー・ジョエルが「ニューヨーク・ステイト・オブ・マイン」を歌い、集まった人々の心を癒していた。逆にブロードウェイでのほとんどのミュージカルは休演となり、多くのナイトクラブ、ライブハウスでも犠牲者を尊う形で休業となったのが目立っていた。街中にはたくさんのアメリカ国旗がはためき、あの悲劇の一日が一年経った今でも多くの人々の心に深く刻まれていることを、まざまざと実感させられる一日だった。



さて、最後に近日N.Y.で近日行われるイベント情報。9/27~10/13にはインディペンデント映画が数多く出品されるニューヨーク・フィルム・フェスティバルが開催。ちなみに今年のオープニングナイトはアメリカでは今冬から上映予定のジャック・ニコルソン主演による「About Schmid」。10/8にはマジソンスクエアガーデンで今年6月に亡くなったビルボード誌のジャーナリスト、ティモシー・ホワイトのトリビュートコンサートが行われ、シェリル・クロウ、スティング、ブライアン・ウィルソンら豪華アーティストが出演予定。この時期にN.Y.へ来られる方は是非足を運んでみては。