そう、1971年まで1ドルは360円でした。思い出インフレ!
1ドル=132円44銭~132円47銭
72銭円安(前日比)
東京外国為替市場円相場(2月14日、17時現在)
連載スタート時の9月12日に1ドル=119円台、前号12月14日の時点では127円台だった為替は年末年始を挟み、円がみるみる急落。こうした円安の流れを受けてこの日、マクドナルドは65円だったハンバーガーを80円に値上げしています(週末も80円だけどもね!)。デフレは阻止できるの、か!(編集部)
ご無沙汰しています。今回も僕が子供のときの話です。タイムカプセルの話です。いつもの感じでよろしく。
僕が通っていた小学校では卒業するときにタイムカプセルを学校の倉庫(普通は地中に埋めることが多いですよね)に保管して〈20歳になったらみんなで開けて見てみよう!〉、そんなイヴェントがあったのです。僕はいま32歳なんですけど、いまだにそのときのカードに書いた文章の内容を覚えていて、これじゃあホント意味ないよなぁ、と思います。文章の書き始めは〈20歳の自分こんにちは〉という感じで、自分に宛てたというよりは、その場で友人がおもしろがってくれるようなことを書いたものです。その内容はここで紹介してもおもしろくはないので書きませんけども。しかも、そのタイムカプセルを開けるイヴェントは結局おこなわれず、予定からはすでに12年も過ぎているのです(たぶん捨てたられたのでしょうね)。カードにメッセージを書いている時点では〈20歳の自分なんてリアリティーないなあ〉と思いながらも、このカードは20歳の自分に確実に届くと思ってました。〈20歳になったときに開けて見るってことはそれなりに事件なんだろうなあ……〉と、少しだけ楽しみにしていたのです。中学生のときも〈あー、そういえばタイムカプセルの文章覚えてるなあ……でもこれは忘れないと意味ないなあ……まあいつか忘れるだろうなあ……〉と思ってました。高校生のときも〈あー、まだ文章覚えてるなあ……このままだと忘れるの難しいなあ……まあ仕方ないか?〉なんて思っていたんですけど、結局20年経ってもカプセルは開けられることがなく文章だけを覚えているという、いまのこの妙な現実を小学生のときの僕はまったく予想していませんでした。もし僕が20歳のときタイムカプセルを開けていたら、あのカードのことは忘れていたような気がします。
これと似た話がもうひとつ。僕は上京するときに実家に残したものを、〈永久保存〉と書いたいくつかのダンボールに入れて物置にしまいこみました。当時の雑誌、カメラのフィルム、カセットテープ(NHK-FMのクラフトワークのライヴ・スペシャルとか)、ビデオなどなどを……なんとなく、〈50歳くらいで開けるのかなあ?〉などと想像しながら。ところがそのダンボールは梱包されてから数か月後に開けられ、まったく意味を失いました。自主的なイヴェントも失敗……。こういうのって自主的にやるのはやっぱり難しいんですね。そういえば、このダンボールに入っていた数本のフィルムはその後もそのままになっていまして、数年前わくわくしてプリントに出しました。プリントを見てみると全部が全部、小学生のときに撮った鉄道写真。これは複雑な気持ちになりました。その写真はいつかここで紹介することにします。
〈思い出とは、現在のものなのか、それとも過去のものなのか〉……。何かの映画の台詞だったと思いますが、たしかにわからなくなってきます/砂原さんの子供のときの話をもうひとつ披露しましょう。「小学生のときの野球帽遍歴は阪神→巨人→ロッテ→近鉄だったと思います……」。なるほどなあ! なんか……わかるような……/2月1日、東京・恵比寿みるくでのムードマン、二見裕志とのDJで踊ったお客さんは幸福に包まれました。この名前のないパーティー、次は5月になりそうです