ぜんぶエコノミー・ルールズ!? 市井の生活の行末を憂う砂原良徳、のなんのこっちゃな連載
1ドル=121円32銭~121円35銭
94銭円安(前日比)
東京外国為替市場円相場(10月12日、17時現在)
アメリカの同時多発テロ事件後しばらく、ドル不安から円高が続いていましたが、世界経済を安定させようとした市場介入が行われたために、その後の円高傾向はおさえられました。また、日本政府と日本銀行にはもともと、国内の輸出企業の競争力を高めるため、極端な円高は避けたい、という考えもあります。(編集部)
日本はいつからこんな国になったんだろう……?
お嘆きのみなさま生きてらっしゃいますか?
大丈夫ですか?
そういえばいつからかコメディアンの志村けんさんは「だいじょうぶだぁ」と言わなくなりましたが、あのころはいまに比べればいろんなことが〈だいじょうぶ〉だったような気がします。いまは大丈夫じゃないので「だいじょうぶだぁ」とあまり言わないのは納得のいくことです。そう思わない方は〈2,000円札、2,001円で買い取ります〉という看板を見つけたら僕に連絡して下さい。僕も連絡します。
今月は、僕が幼いころに抱いた疑問についてここでお話したいと思います。ちょっとだけお付き合い下さい。
だいたい5~6歳くらいの子供のころ〈いったい僕はどこから来たのだろう?〉と本気で疑問に思った方は、僕以外にもたくさんいると思います。正確にいうと〈僕〉というより人類、〈我々〉の疑問です。まず、〈自分はどこから来たのか? どこから産まれたのか?〉。少ない情報源である母親に質問すると、解答は「お腹から」とのこと。そのせいで僕は、人間の子供はすべて帝王切開で産まれてくると思っていました。かなりの重労働だと、他人事のように思っていたのです。でも、これでは僕の疑問がまったく解決されません。友人に質問……「知らねーよ」とか「コウノトリ」とか言われちゃうもんであまり参考にはなりません。それに、自分のルーツを辿っても〈母親の母親の母親〉がひいおばあちゃんなら、〈その次の次の次はどうなってるんだ?〉と、考えれば考えるほど頭からバネが軽く飛び出すだけで、解決の方向には向かいません。冬休みに親戚の家へ遊びに行ったときのこと、百科事典のなかに〈サルからヒトへ〉というページを発見しました。そこにはサルからヒトまでの進化がイラスト(そのスタートはネズミのような生き物だったと記憶しております)で紹介されていて、僕はどうもこれが正確な情報らしいと判断しました。ということは、僕の〈母親の母親の母親〉の〈その次の次の次〉の50乗はなんと〈ネズミ〉だということ。僕は、これで数々の疑問に解答が得られるだろうとまずは母親に「ねえ、お母さんは産まれたときサルだった?」と質問しました。でも、ゲラゲラ笑うだけで何も答えてくれなかったので本格的な調査を開始。押し入れの中を漁り、大量の白黒写真を発見したのですが、どれが母親でどれが父親なのかさっぱりわかりません。ところがじっと写真を眺めていくうちに祖父や祖母の姿を発見、さらに写真を見ていくと中学生らしき母親も発見できました。しかしそこにサルの面影はなく、僕の予想は大きくハズレました。でも、おばあちゃんの子供のころの写真を発掘すれば、そこには必ずサルの面影があるはず……。
続きがあるのですが紙面が少なくなってきたので、今月はここでおしまいにします。調査は続行中ですので、正確な情報をお持ちの方は僕に連絡してください。よろしくお願いします。
連載2回目にして早々と予期せぬ展開になってきた<1ドル=360円>、いかがですか? 砂原さん。「スーパーカーというバンドといっしょにお仕事をしました。バンドなのにカー(車)っていうのはよくわからないし、スタジオへ車で来るメンバーは誰もいませんでした」、とのこと。それに、「次々回からはここで小説を書くかも」って。ウムム、すっトボけてますね!? さて、件の作品はスーパーカー=“YUMEGIWA LAST BOY”(キューン)、11月21日リリースです!