マリの大御所ミュージシャン、ALI FARKA TOUREが死去
サリフ・ケイタと並んで、西アフリカのマリを代表するミュージシャンとして知られるアリ・ファルカ・トゥーレが3月7日にガンのため亡くなった。享年66歳。ギターを弾きながら朴訥と語る音楽スタイルは〈砂漠のブルース〉とも形容され、ロバート・プラントやティナリウェンといったアーティストにも大きな影響を与えた。95年にはライ・クーダーとコラボレーションしたアルバム『Talking Timbuktu』でグラミー賞を獲得。先日発表された第48回グラミー賞でも、2005年にリリースされたコラ奏者のトゥマニ・ジャバデとの共演アルバム『In The Heart Of The Moon』が〈最優秀トラディショナル・ワールド・アルバム〉を受賞した矢先の出来事だった。謹んでご冥福をお祈りします。