ニュース詳細

元大物ギャングを救うために立ち上がったスヌープ・ドッグ(from LOS ANGELES)

 スヌープ・ドッグがLAのギャング団〈クリップス〉の元メンバーであることは有名な話だが、彼はいまそのクリップス創設者の命を救おうとしている。2件の強盗事件で計4名を殺害した罪により、81年に死刑判決を受けたクリップスの創設者、スタンリー“トーキー”ウィリアムスはその後改心し、ギャングに対して反暴力を訴える平和運動を獄中で開始。ついにはノーベル平和賞の受賞者候補にもなったことで、一時は減刑の可能性も高まっていたのだが、この秋に突如、最高裁判所が死刑執行日を2005年12月13日と決定したのだ。

 まずこれに反応したのが俳優のジェイミー・フォックスで、ウィリアムスの半生を描いたTV映画で主役を務めたこともある彼は死刑執行の中止をマスコミに対して訴えた。続いてスヌープも死刑中止を求める運動への参加を表明し、ウィリアムスが投獄されているサン・クエンティン刑務所にて行なわれた集会にも参加。彼がデモの先頭に立って死刑執行の中止を訴える姿は全米に報道され、ついに死刑執行中止の権限を持つカリフォルニア州知事、アーノルド・シュワルツェネッガーがウィリアムスの弁護士との面談実施を発表するに至った。本項執筆時点(11月末)ではまだ結論は出ていないが、シュワルツェネッガーの判断や如何に!?(レポート/大前 至)

掲載: 2005年12月25日 18:00