ニュース詳細

〈ロックンロールな振る舞い〉をロック・バンドが教わる時代?(from LONDON)

掲載: 2005年09月25日 00:00

 バンドのブランディングが流行っている。そもそもはアイドル・グループを売り出すために採用されていたこのマーケティング手法は、いまやロック・グループにも人気となっている。その有名な成功例がキーンとアスリート。特にキーンは、デビューの半年前からブランディング会社と組み、成功するバンドのイメージを作り上げていったという。それは、バンドのキャラを最大限に活かすイメージ作りから、その延長のプロモやポスター、バンド名のロゴマーク、果てはデビュー・アルバムのジャケットに使う緑色の色合いまで、あらゆる側面に及んだという。スタイリストやヘアメイクもチームの一員。メディア・コンサルタントにはインタヴューで何を喋るべきかを、ボディー・ランゲージのコーチには〈ロックンロールな振る舞い〉を教えてもらったという話だ。大事なのは、すべてが自然に見えることと、あくまでも、バンドを変身させるのではなく、その個性を強調するということらしい。

 最近ではベースメント・ジャックスやガービッジ、フューチャーヘッズもデザイナーを雇ったという噂。普段はボーダフォンやホンダをクライアントに持つような会社にブランディングされるバンドたち……これを皮肉と考えるか、ロックの未来形だと捉えるかは、あなた次第。(レポート/土井那緒子)