コールドプレイの新作『X&Y』に見る〈リーク〉との闘い(from LONDON)
前作『A Rush Of Blood To The Head』の大成功によって、めでたく世界級バンドの仲間入りを果たしたコールドプレイ。ニュー・アルバム『X&Y』がリリースされたばかりだが、この話題作がネット上へ事前流出するのを防ぐため、レコード会社もいろいろと奮闘したらしい。外部に配るプロモ盤に対しても万全の対策がとられた模様で、ある音楽ジャーナリストに聞いた話だと、CDはレコード会社のスタッフからの手渡しが原則で、最初に〈内容を誰にも譲渡しない〉という同意書にサインをしなければならなかったそう。すると数日後にどうやってCDを受け取るかというインストラクションと長い規約が記されたメールが届き、それに従ってやっと手に入れたCDは、シールで封をされたスリーヴに入っていて、そこには〈シールが破損されている場合は、直ちに返品してください〉との注意書き。これじゃ、まるで危険物か何かを扱っているよう! 盤にはファー・トゥリーズ(The Fir Trees)という架空のバンド名が書かれていて、一目ではCDの正体がバレない仕掛けもバッチリ。もちろん内容はコピーガードが施されていて、試しにコンピュータに入れてみると、CDの受取人の名前が表示されて〈法的に罰せられます〉との文字が……。ここまでくると、さすがにちょっと怖いと感じるけど、そんな努力の甲斐あってか、大きなリークもなく無事に万全のリリースを迎えて、レコード会社もひとまずホッとしただろう。あとは大ヒットを祈るのみ!? (土井那緒子)







