ニュース詳細

1月10日~1月16日のタワレコ渋谷店チャートはスピッツ、銀杏BOYZ、100sなどが登場

落ち着いていた先週の反動か、上位6位まで全てが初登場となった今週のタワレコ渋谷店総合アルバム・チャート。スピッツ、100s、銀杏BOYZといったいわゆるタワレコ・アーティストといっても過言ではない上位3組の並びに、新しい年の始まりを感じます。ケミカル・ブラザーズ(5位)、レモンジェリー(6位)といった洋楽組も負けじと追撃。9位にはトミー・ゲレロの新作もチャートインし、バラエティに富んだベスト10となっております。そんななかでもやはり強いのはスピッツ。新作『スーベニア』においても、メロディーの普遍性を軸に沖縄音階やレゲエを取り入れたりと、新しいバンド・サウンドに常に挑戦していこうとする姿勢がベテランの落ち着きを感じさせないフレッシュさで、往年のファンから新しい世代まで幅広い層に魅力を訴えております。先週15位から12位にランクアップし、下位からジワジワと攻め続けている新星男性R&Bシンガー、ジョン・レジェンドの存在にも要注意でしょう。カニエ・ウェスト、アリシア・キーズなどの作品への客演を経て満を持して登場したデビュー盤『Get Lifted』は、ヴィンテージな傑作でございます。

そしてJ-INDIEアルバム・チャート。首位に返り咲いたこっこちゃんとしげるくんに取って変わったのは、銀杏BOYZの衝撃のデビュー・アルバム×2。ある意味順当でしょう。GOING STEADY解散後に峯田和伸が新たに……て説明はもう不要ですよね。音源のリリース前にすでに膨大なライブ活動によって快進撃を続けてきた〈新人バンド〉だけに、まさしく待望のデビュー・アルバム×2。滾り切った期待を裏切ることのない、濃密極まりないパンク・ロックが全編に渡って迸っており、峯田和伸のカリスマ性とガップリ四つに組むバンド・サウンドに胸かきむしられます。4位にランクインしたのは、元BOATのAxSxEとAiNeを中心に結成された8人組バンド、NATSUMENのデビュー・シングル。こちらもライブ活動の評判に比例して、音源リリースが待たれていたバンドで、3本の管楽器に絡むバンド・サウンドがフリーキーに展開していく刺激的な音楽性です。タワレコ限定!!


・タワーレコード渋谷店総合チャート(1月10日~1月16日)
1. スピッツ『スーベニア』
2. 100s『OZ』
3. 銀杏BOYZ『君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命』
4. 銀杏BOYZ『DOOR』
5. The Chemical Brothers『PUSH THE BUTTON』

→6位以降はこちらから

・タワーレコード渋谷店J-INDIEアルバム・チャート(1月10日~1月16日)
1. 銀杏BOYZ『君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命』
2. 銀杏BOYZ『DOOR』
3. こっこちゃんとしげるくん『SING A SONG ~NO MUSIC, NO LOVE LIFE~』
4. NATSUMEN『KILL yOUR WINTER!!!』
5. STUDIO APARTMENT『WORLD LINE』

→6位以降はこちらから

掲載: 2005年01月18日 17:00

更新: 2005年01月18日 19:46