MTV VIDEO MUSIC AWARDS、初のマイアミ開催

そのブリトニーとケヴィンが番組中で結婚するのではないか?との噂がまことしやかに流れていた今年の〈MTVビデオ・ミュージック・アワード〉だが、結局ブリトニーの姿もなければ、マドンナの姿もなく、ジャスティン・ティンバーレイクも、エミネムも欠席。初となるマイアミでのイヴェントは、キーパーソン不在で開催されたうえ、ジャネット・ジャクソンの〈胸ポロ事件〉を受けて、ショック度ゼロの安全なセレモニーとなった。一番のウィナーは、“Hey Ya!”で〈年間ビデオ賞〉ほか4部門を獲得したアウトキャスト。さんざん他の大賞で受賞してきた曲だけに、いまさら感は否めず。同じく〈最優秀ラップ・ビデオ〉ほか4部門で受賞したのがジェイ・Zの“99 Problems”だが、こちらのほうはMTVではほとんど流れなかったプロモ・クリップだけにちょっと奇妙な受賞。ジャスティンと比較されることが多かったアッシャーは、〈最優秀男性ビデオ部門〉と〈最優秀ダンス部門〉で受賞。受賞スピーチの際には、「これでジャスティンとの比較もオシマイってことがはっきりしたよな」との微妙な発言を行った。パフォーマンスはアウトキャストがラストを締めくくったほか、ネリ－とクリスティーナ・アギレラが共演。またアリシア・キーズとレニー・クラヴィッツのパフォーマンスにスティーヴィー・ワンダーが登場したり、カニエ・ウェストのときにチャカ・カーンが登場したりと、ヴェテラン・アーティストを交えたサプライズもあった。