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坂本龍一、80年代の貴重映像作品が6枚組DVDボックスとして発売

10月には〈sonar sound tokyo〉にてSKETCH SHOWと共演予定、11月24日にはニュー・アルバムを発表予定の坂本龍一。彼がYMO散開後の80年代中半~後半に映像作家や舞踏家などと制作した貴重作品やライヴ映像が、6枚組のDVDボックスとして発売されることになった。タイトルは「坂本龍一・80年代の映像作品集(仮)」、発売予定日は12月8日。

今回の映像集に収録されるのは、84年にヴィデオ・アートの父ナム・ジュン・パイクとのコラボレーションにより制作した、アーティストを紹介するドキュメンタリー・プログラム「電子の拓本 ALL STAR VIDEO」、再生YMOの映像作品でも知られる原田大三郎が85年にビデオ・パフォーマンス・ユニットRADICAL TVとして教授と共に筑波万博でライヴ・パフォーマンスした映像集「TV WAR」、85年に前衛ダンサーのモリサ・フェンレイの公演にあたり教授が音楽を手がけた「エスペラント」(ソロ作『エスペラント』でサントラが聴けます)、88年のニューヨーク公演でのライヴ映像を収録した「NEO GEO ライヴ in NEW YORK」ほか全6作品。いずれも当時から映像志向が強かった教授と、先鋭アーティストたちの貴重な作品集といえそう。是非チェックを。


・「坂本龍一・80年代の映像作品集(仮)」収録予定内容
<DISC-1>
『電子の拓本 ALL STAR VIDEO』(オリジナル発売:1984年)
映像作家ナム・ジュン・パイクとコラボレーションし、当時、活躍していた様々な芸術家等を紹介したドキュメンタリー映像。

<DISC-2>
『TV WAR』(オリジナル発売:1985年)
映像作家ラディカルTVと筑波万博(1985)ジャンボトロンの前でのライヴ・パフォーマンスを収録。

<DISC-3>
『アデリー・ペンギン』(オリジナル発売日:1986年)
NYのビデオアーティスト2人が制作した、アブストラクトで実験的なPVクリップ集。

<DISC-4>
『エスペラント』(オリジナル発売:1986年)
前衛舞踏家モリサ・フェンレイの遠藤記念館(85.11.23)での公演を収録。音楽:坂本龍一

<DISC-5>
『メディアバーン・ライブ』(オリジナル発売日:1986年)
坂本龍一初のライヴ映像。86年6月渋谷公会堂にて収録。全16曲収録。

<DISC-6>
『NEO GEOライブ in NEW YORK』(オリジナル発売日:1988年)
同タイトルアルバム・ツアーのニューヨーク公演(88.06.24)を収録。全8曲。

掲載: 2004年09月17日 14:00

更新: 2004年09月17日 14:23