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MADONNA、イスラエルでのコンサートが中止に

すでに各地でソールドアウト続出のマドンナの最新ツアー〈Re-Invention Tour〉がLAからスタートした。〈これまでのヒット曲をアレンジし直したキャリアの集大成〉とは本人の語るところだが、予想どおり反戦色の強い内容で、ジョン・レノンの“Imagine”などもカヴァーしている。だが、ツアーの一環として組まれていたイスラエルでのコンサートはキャンセルになってしまった。パレスチナ人過激派からの脅迫には、さすがのマドンナも打ち勝てなかったようだ。UKの「Sun」紙によると、脅迫状には彼女の子供についての詳細が書かれていたと報じている。〈9.11〉の追悼として9月に予定されていた当地でのコンサートだったが、その全3回がキャンセルになったほか、ライヴ中継を予定していたTV番組も中止になった。だがその一方で、USではマドンナ初のネットワーク局によるライヴ中継が決定した。過激な内容ゆえに、これまでケーブル局でしか放映されたことのなかった彼女のライヴだが、今回は厳しいUSの放送コードをいかにクリアするのかが気になるところ。ちなみに放映TV局は、ジャネット・ジャクソンの胸ポロ事件で痛い目にあったCBSとなる。

掲載: 2004年07月08日 18:00

更新: 2004年07月08日 18:44