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音楽メディア関係者268名による輸入CD規制に反対する記者会見が開催

5月13日(木)14時より、〈音楽メディア関係者268名による著作権法改定による輸入CD規制に反対する声明〉記者会見が文部科学省記者クラブにて行われた。壇上には高橋健太郎(音楽評論家)、藤川毅(音楽評論家)、北中正和(音楽評論家)、小野島大(音楽評論家)、斉木小太郎(「ミュージック・マガジン」編集部)が登り、現在国会に提出されている〈著作権の一部を改正する法案〉に反対する声明を発表。

もともとはアジアで発売されている邦楽CDの日本国内への環流防止案として法案化されたものが、審議の過程で欧米などからの洋楽CDの輸入規制の可能性も含んでいることが明らかに。2005年1月に施行された場合、音楽文化、及び音楽産業の未来に大きな打撃を与えうるとして、25誌以上の音楽誌編集者、ミュージシャンなど550名を越える賛同者ともども強い危機感を表明している。

また、再販制度とセットで過剰保護される日本の音楽業界の問題や選択肢の減退、消失など、消費者へ与える恐れのある不利益が改めて浮き彫りになった。

また日本レコード協会は「日本の洋楽ファンの皆様へ」と題した声明文を発表している。

掲載: 2004年05月13日 17:00

更新: 2004年05月13日 21:00