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BRIAN WILSON、奇跡のライヴ〈SMILE TOUR〉はこんな感じでした

決定当初から話題騒然だったブライアン・ウィルソンの〈スマイル・ツアー〉。2月20~27日にロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールで行われたこのツアーには世界中からファンが詰めかけた。ライヴは2部構成になっており、第1部はアコースティック・セット。18人編成のバンドをバックに『Pet Sounds』から“God Only Knows”“Wouldn't It Be Nice”など、ビーチ・ボーイズ往年のヒット曲をプレイした。そして注目の第2部では、ワールド・プレミアとなる幻のアルバム『Smile』の全トラックを披露。現在61歳の白髪混じりのウィルソンはピアノに座りながら、ストリングスやブラスバンドを見事に指揮。インストの部分ではスクリュー・ドライヴァーや拡声器を使うなどして観客を驚かせた。そして、ラストの“Good Vibrations”で会場は興奮のるつぼに。約45分間の完璧なステージを堪能した観客によるスタンディング・オベーションは5分以上も鳴り止まなかった。最後にはゲストとして客席にいたヴァン・ダイク・パークスもステージに呼ばれ、ウィルソンとともに観客に挨拶。この歴史的瞬間を報じた翌日の新聞各紙のレヴューは、軒並み5つ星を与えた。ちなみに今回のツアーは今後CDやDVDとしてリリースされる予定。

掲載: 2004年03月26日 13:00

更新: 2004年03月26日 13:29