10月20日～10月26日のタワレコ渋谷店チャートを解体新書してみます

今週の渋谷店総合チャートはベスト10中、7作品が初登場というフレシュ!な顔ぶれとなっております。3位のTHE BACK HORN、4位のGOING UNDER GROUND、5位のBUFFALO DAUGHTER、6位のBBQ CHICKENSと日本のバンド勢が上位を占めているのも頼もしい限りですが、そんななか1位をブッチギリで奪取したのはNYロック・ルネッサンスの本命、ストロークス!　すでにbounce11月号の表紙を飾っているので御覧になった方も多いでしょう。ひたすらシャープでソリッドなロックンロールで埋められたセカンド・アルバム『Room On Fire』は爽快なカタルシスに満ちています。ダンス・ミュージック・ファンの方は11位に飛び込んだベースメント・ジャックスにも注目ですね。
一方、J-INDIEチャート。これは文句なく総合でも6位のBBQ CHICKENSが初登場で首位。その他は大きな変動がないだけに一際目立ちます。彼らの新作であるカヴァー・アルバム『Fine Songs , Playing Sucks』は、ニルヴァーナ、ウィーザー、ブラック・サバスからダフト・パンク、マドンナ、バックストリート・ボーイズまでを呆れるぐらいにスパッと料理した怒濤のショート・コア13分作品。物凄いスピードのなかに強靱なDIY精神を感じる潔すぎる傑作アルバムとなっております。燃えます。

・タワーレコード渋谷店総合チャート（10月20日～10月26日）
1. THE STROKES『ROOM ON FIRE』
2. UNDERWORLD『UNDERWORLD 1992-02』
3. THE BACK HORN『イキルサイノウ』
4. GOING UNDER GROUND『ハートビート』
5. BUFFALO DAUGHTER『PSHYCHIC』