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Elliott Smith、死を悲しむ声が多数寄せられる

米時間21日に他界したエリオット・スミス。彼の死因が自殺であったことが数多くの海外メディアで報じられている。ロサンゼルス市警の発表によると、エリオットは自らの胸をナイフで突き刺し、それを同棲中のガール・フレンドに発見され、病院に担ぎ込まれたが間に合わなかったようだ。新作をレコーディングしていた最中の出来事だった。

エリオットの死は、多くのファン、ミュージシャン達にも影響を及ぼしている。ファンサイトでは、アルバム『Figure 8』のジャケット撮影現場で悲しみを分かち合うファン達の姿を伝え、彼と親交が深かったフレーミング・リップスが「エリオットと演奏したことを誇りに思う」とサイトの日記で発表。ほかにも、彼が所属していたヒートマイザーのメンバーによるユニット、クアージイールズ、彼がこれまでに所属していたレコード・レーベルもそれぞれのサイトで弔いのコメントを寄せている。また、現在来日中のホワイト・ストライプスも、ライヴ中エリオットに捧げる曲を演奏し、弔いの意思を表明した。

大衆性を持ちつつも繊細で、なによりも本人の誠実なパーソナリティを歌にして伝えることができたという意味で、彼の楽曲は90年代以降に登場したシンガー・ソング・ライター作品として最良のものだったのではないのでしょうか。心よりご冥福をお祈りいたします。

掲載: 2003年10月24日 18:00

更新: 2003年10月24日 18:40

ソース: oops