THE BEATLES、お宝が続々発掘
UKのダンディー大学の資料室で30年以上眠っていたビートルズの貴重な写真が、8月18日、ネット・オークションにかけられた。今回、発見された未公開写真は、60年代、ビートルズの活動全盛期にハンガリー出身のフォト・ジャーナリスト、マイケル・ペトが撮影し、彼の遺族によって大学に寄付されたもの。これらは映画「Help! 四人はアイドル」(65年)の撮影中に撮られていた作品で、500枚を超えるコレクションから、今回のオークションのために1枚が選び出された。オークションに出された写真は〈www.ticrappeal.co.uk〉より入札可能で、締め切りは9月26日正午。またオークションの収益金は、ダンディー大学メディカル・スクールの心臓血管研究所に寄付される。そしてさらに、ビートルズが64年と65年にUSのTV番組「エド・サリバン・ショー」に出演した際のライヴ映像も、このたびDVDとしてお目見えすることとなった。4時間に渡る2枚組の作品中には“I Want To Hold Your Hand”“She Loves You”“I Feel Fine”“Help!”“Yesterday”などのパフォーマンスが収録される予定だ。ビートルズが出演した当番組はUSのTV史上最高の視聴率を記録し、約7,300万人のファンがブラウン管に釘付けだったという伝説の映像。今回のDVD化にあたってはプロデューサーがアップルと5年の歳月をかけ交渉し、リリース実現まで漕ぎ着けた。この「The Ed Sulliban DVD」は10月28日にUSにてリリース予定。また、そんな勢いに便乗するかのように、リヴァプールにあるビートルズゆかりのライヴハウス、キャヴァーン・クラブが世界進出を考えているようだ。ビートルズとクラブの名前を世界に広めるために、オーストラリア、スペイン、アメリカ、ブラジルの4か国、続いてメキシコやアルゼンチンなどの都市にもライヴハウスを設立する予定。名前、イメージ、ロゴなどはすべて本家リヴァプールの店舗と同じものになるそうだ。まずは9か月以内にリオデジャネイロにオープンし、同時にリヴァプール出身のバンドたちを引き連れたライヴ・ツアーも計画しているらしい。