ジム・オルーク+ウィルコによる新ユニット、ルース・ファー誕生
世界中で引っ張りだこのプロデューサーとして、また最近はソニック・ユースの正式メンバーとしての活動も活発なジム・オルークと、そのジム・オルークがミックスを手掛けた最新作『ヤンキー・ホテル・フォックストロット』がビルボード・チャートの13位にランクインし、USオルタナ界を代表する存在にまで成長したウィルコの中心メンバー・ジェフ・トゥイーディ、そしてジム・オルークのバンドのドラマーとして活動し、前述の新作よりウィルコのメンバーとして加入したグレン・コッチェの3人による新バンド“ルース・ファー(LOOSE FUR)”が、初のアルバムをリリースする。
バンド名にもあらわれているように、このバンドのテーマの一つは“ルース”。全体的にゆったりとしたテンポの曲で占められた本作は、3人のもつアヴァンギャルドとポップ、アメリカーナのテイストが交じり合い、混沌としつつもどこか軽妙なユルーいサイケ感を生み出している。まさにウィルコ+ジム・オルークとしか言いようのない傑作! なお、このバンドは本作のみの単発ユニットというわけではなく、ライブ、次作の予定が早くも組まれているとのこと。